グレゴリオ・デ・セスペデス

スペイン人宣教師が見た朝鮮と文禄・慶長の役

  • 朴哲(著)/谷口智子(訳) /2013年6月
  • 4600円(本体)/A5判上製426頁
  • 装丁:矢萩多聞

スペインから日本に渡り布教活動を展開していたグレゴリオ・デ・セスペデスは、豊臣秀吉による朝鮮侵攻の際、キリシタン大名小西行長の求めにより密かに渡朝する。そこで彼が目にしたものとは? 出生と家族、キリシタン大名たちとの親交、暴君秀吉への怒りなど、貴重な書簡をもとに、時代の渦に呑まれたイエズス会宣教師の姿を浮き彫りにする。
(ISBN 9784861103667)
日本図書館協会選定図書

●谷口先生のインタヴュー記事がKorea Timesに掲載されました。

 

 

目次│indexs

Ⅰ グレゴリオ・デ・セスペデスの出生と家族
Ⅱ 朝鮮におけるグレゴリオ・デ・セスペデス
Ⅲ グレゴリオ・デ・セスペデスが朝鮮で書いた書簡
Ⅳ 日本におけるグレゴリオ・デ・セスペデス
Ⅴ グレゴリオ・デ・セスペデスが日本で書いた書簡
Ⅵ 宣教師たちの記録に映る朝鮮のイメージ
Ⅶ 布教活動の様子
Ⅷ グレゴリオ・デ・セスペデスの書簡に関する研究
結び
訳者あとがき

著者│author

朴哲(ぱく・ちょる)
マドリード大学にて博士号(文学)を取得。韓国外国語大学校スペイン語学科専任教授を経て、現在、韓国外国語大学校学長。また、韓国ではじめて『ドン・キ ホーテ』を翻訳し、広くスペイン文学を韓国に紹介したことで、2010年11月にカルロス三世勲位大十字章をスペイン政府より贈られる。著書に『ドン・キ ホーテの夢』(2009年)など多数。

訳者│translator

谷口智子(たにぐち・ともこ)
熊本県天草市生まれ。2000年3月、筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科単位取得退学。2000年11月、博士号取得(文学)。現在、愛知県立大学外国語学部ヨーロッパ学科スペイン語圏専攻准教授。専門は宗教学、ラテンアメリカ研究。著書に『新世界の悪魔―カトリック・ミッションとアンデス先住民宗教』(大学教育出版、2007年)、『世界の民衆宗教』(共著、ミネルヴァ書房、2004年)などがある。

 

 

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