トルストイと生きる

  • 藤沼貴/2013年11月
  • 4762円(本体)/A5判上製584頁
  • 装丁:長田年伸

岩波文庫版『戦争と平和』などの翻訳を手掛け、トルストイ研究に生涯を捧げた藤沼貴。その論考を執筆順に収録し、トルストイの創作と生の真実に迫る。
(ISBN 9784861103858)

目次より|Оглавление

1 いまこそトルストイに学ぶ
2 初期のトルストイ(卒業論文)
3 修士論文「トルストイ研究」
4 トルストイの個性
5 「ロシア地主の物語」と「地主の朝」
6 初期の卜ルストイ
7 『アンナ・カレーニナ』の素材
8 レフ・トルストイの家系とその社会的位置
9 レフ・トルストイ―大学中退からコーカサス行きまで―
10 スターンとトルストイ
11 ルソーとトルストイ
12 『戦争と平和』の題名について
13 トルストイ
14 トルストイの生活と文学
15 レフ・トルストイの西欧旅行―その原因についての一考察―
16 モスクワの『アンナ・カレーニナ』―オブロンスキーの家―
17 モスクワの断想―トルストイの最後のことば―
18 ソ連におけるトルストイ研究史
19 カチューシャの系譜
20 ザイデンシヌール版『アンナ・カレーニナ』
21 トルストイ『クロイツァー・ソナタ』―「愛」の神話への反逆―
22 レフ・トルストイ『コサック』の創作過程
23 プーシキンとトルストイの同名の作品(1)『ふぶき』
24 プーシキンとトルストイの同名の作品(2)『コーカサスの捕虜』
25 トルストイと分離派
26 ロシアの作家とチェチェン―A・S・グリボエードフの場合―
27 トルストイの人間教育
28 本多秋五『「戦争と平和」論』について
29 没後百年 トルストイの思想と精神に学ぶ
30 トルストイとショーペンハウアー

著者|Автор

藤沼貴(ふじぬま・たかし)
1931年生まれ。2012年死去。
著書に、『トルストイの生涯』(第三文明社)、『新版ロシア文学案内』(岩波書店、共著)、『和露辞典』(研究社)、訳書に、『戦争と平和』(岩波書店)、『復活』(講談社)など、多数。

 

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する