横超の倫理

ローティ、ハイエク、シンガーを超えて

  • 谷口隆一郎/2014年3月
  • 3333円(本体)/四六判上製510頁
  • 装丁:矢萩多聞

道徳の境界はどこまで拡大するのか―
「横超」という概念を大胆に導入することにより、見知らぬ者の協働と連帯を志向する、共感に基づくプラグマティックな倫理の可能性を描き出す。
(ISBN 9784861103933)

目次より|indexs

第1章 原理なき自由―ローティの作り出される倫理
第2章 真理なき正当化―ローティの正当化の概念
第3章 超越なき自由―ハイエク・自由・進歩
第4章 拡大する道徳的権利―シンガーによる動物の権利論
第5章 横超の倫理
第6章 公共倫理―公共圏における諸コミュニティ間の倫理

著者|author

谷口隆一郎(たにぐち・りゅういちろう)
1961年生まれ。聖学院大学政治経済学部政治経済学科教授。哲学博士。専門は、哲学・倫理学・政治哲学。ヘルマン・ドーイヴェールトの政治哲学を基に、現代市民社会における公共倫理、メタ倫理学などを研究する。著書に『コミュニティ政策研究の課題』(三恵社)など。

 

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