名誉革命とイギリス文学

新しい言説空間の誕生

  • 冨樫剛(編)/2014年8月
  • 3000円(本体)/四六判・並製・400頁
  • 装丁:長田年伸

政治史と文学史の両面から名誉革命時代の人間社会の諸相を描きだす。
イギリス文学研究において、取り上げられることが少なかった17世紀末から18世紀初めにかけての時代に焦点を当てる。
詩、劇、政治論説、小説など、さまざまなテクストを読み解き当時の社会像を明らかにする、画期的論集。
(ISBN 9784861104121)

編者の冨樫剛先生が所属されているフェリス女学院大学のブログ「フェリス・ブログ」で本書が紹介されています。
『名誉革命とイギリス文学--新しい言説空間の誕生』を出版

『mr partner』(No.316/2015年1月号)で紹介されました。
「さまざまなジャンルのテキストから17~18世紀の英国社会像を考える」

目次|indexs

序章 「石炭あんか事件」―文学の政治性、政治の文学性(冨樫剛)
第1章 名誉革命と「言説空間」の位置―政治、文学、公共圏(坂下史)
第2章 柔和なアングリカンと名誉革命 ―アイザック・ウォルトンの包括的思想を基点として(曽村充利)
第3章 「革命がおきたらおしまいだ」―マーヴェル、ミルトン、ドライデンが歌う武力と抵抗のイギリス17世紀(冨樫剛)
第4章 舞台の上の名誉革命―トマス・シャドウェル再考(佐々木和貴)
第5章 マシュー・プライアー造反の理―詩人外交官の相対的世界 (西山徹)
第6章 日和見主義の政治言説とそのレトリックを探る―ハリファックス、ハーリー、スウィフトと混合政体論(中島渉)
第7章 名誉革命とフィクションの言説空間―デフォー作品における神意の事後性(武田将明)

編者|editor

冨樫剛(とがし・ごう)
フェリス女学院大学文学部教授。著書に『〈帝国〉化するイギリス―一七世紀の商業社会と文化の諸相』(共著、彩流社、2006年)などがある。

著者|authors

坂下史(さかした・ちかし)
東京女子大学現代教養学部教授
佐々木和貴(ささき・かずき)
秋田大学教育文化学部教授
曽村充利(そむら・みつとし)
法政大学グローバル教養学部教授
武田将明(たけだ・まさあき)
東京大学大学院総合文化研究科准教授
冨樫剛(とがし・ごう)
フェリス女学院大学文学部教授
中島渉(なかじま・わたる)
明治大学商学部准教授
西山徹(にしやま・とおる)
名城大学経済学部教授

 

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