農の6次産業化と地域振興

  • 熊倉功夫(監)/米屋武文(編)/2015年3月
  • 2750円(本体)/A5判上製・264頁
  • 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)

「作るだけの農業」から「消費者と向き合う積極的な農業」へ。
経済・経営から心理学、和食文化にいたる幅広い分野の研究者・実践者15人が実例を紹介。
日本農業の持続的発展のために2次、3次を超えたあり方を模索する。
(ISBN 9784861104374)
日本図書館協会選定図書

目次|indexes

まえがき
第1章 文化財としての農と6次産業化
Ⅰ 農業・農村のヘリテージ化と6次産業化・農商工連携(四方田雅史)
Ⅱ 「農業の6次産業化」から「コミュニティ・ビジネス」へ―浜松市天竜区熊地区を事例として(船戸修一)
Ⅲ ユネスコの無形文化遺産に登録された和食文化(熊倉功夫)
第2章 経済学・経営学および心理学的視点からみた農の6次産業化
Ⅰ 農の6次産業化への流通戦略(小本恵照)
Ⅱ 垂直的分離・統合と6次産業化―価格競争の下での3段階取引構造選択(鈴木浩孝)
Ⅲ 農の6次産業化における農業者と消費者の心理(小杉大輔)
第3章 農の6次産業化の地域活性化への取り組み
Ⅰ 農の6次産業化における製造業(第2次産業)の参入と丹那牛乳の取り組み(米屋武文・片野敏和)
Ⅱ お惣菜屋の農業が始まる(小澤勇夫)
Ⅲ 6次産業化と障がい福祉―果汁飲料工場KuRuMiX(永井忍)
Ⅳ 6次産業化としてのシカ肉の利用(寺島健彦・川上栄子)
Ⅴ 三和畜産とんきいの取り組みとNPO浜松百姓のチカラ(鈴木芳雄)
第4章 6次産業化の制度
Ⅰ 韓国における自由貿易協定と6次産業化の現状(林 在圭)
Ⅱ 6次産業化にかかわる施策について(農の6次産業化と地域振興を考える共同研究会)
あとがき

監修|supervisor

熊倉功夫(くまくら・いさお)
静岡文化芸術大学学長。文学博士。喫茶文化や食文化、民芸などの日本の生活文化を研究。

編者|editor

米屋武文(よねや・たけふみ)
静岡文化芸術大学文化政策学部教授。
「米粉食品の開発」などを研究。NPO法人浜松百姓のチカラ顧問。

著者|authors

執筆順
四方田雅史(よもだ・まさふみ)
静岡文化芸術大学文化政策学部准教授
船戸修一(ふなと・しゅういち)
静岡文化芸術大学文化政策学部講師
熊倉功夫(くまくら・いさお)
静岡文化芸術大学学長
小本恵照(こもと・けいしょう)
駒澤大学経営学部教授
鈴木浩孝(すずき・ひろたか)
静岡文化芸術大学文化政策学部准教授
小杉大輔(こすぎ・だいすけ)
静岡文化芸術大学文化政策学部准教授
米屋武文(よねや・たけふみ)
静岡文化芸術大学文化政策学部教授
片野敏和(かたの・としかず)
函南東部農業協同組合代表理事組合長、有限会社片野牧場代表取締役社長、酪農王国株式会社代表取締役社長
小澤勇夫(おざわ・いさお)
株式会社知久総務課課長
永井忍(ながい・しのぶ)
社会福祉法人復泉会理事・統括本部長。
寺島健彦(てらしま・たけひこ)
常葉大学健康プロデュース学部准教授
川上栄子(かわかみ・えいこ)
常葉大学健康プロデュース学部講師
鈴木芳雄(すずき・よしお)
NPO法人浜松百姓のチカラ理事長、有限会社三和畜産社長
林在圭(イム・ジェギュ)
静岡文化芸術大学文化政策学部教授
農の6次産業化と地域振興を考える共同研究会
2013年結成。本書執筆者を中心とした共同研究会

 

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