北の商都「小樽」の近代

ある都市の伝記

  • 内藤辰美(著)/2015年7月
  • 3900円(本体)/四六判上製・434 頁
  • 装丁:矢萩多聞

北海道開発や北方領土政策の影響をじかにうけた近代都市「小樽」。
明治国家の北方政策を色濃く反映した近代都市は、いかにして形成され、発展したのか?
「国家」と「コミュニティ」という二つの視点から、その過程を詳細にたどる。
(ISBN 9784861104503)
日本図書館協会選定図書

 

目次より|indexes

序章 近代都市の生成と発展
第1章 小樽における都市形成と階層・コミュニティ―名望家と労働者・下層民
第2章 都市と紛争(Ⅰ)―戦前の小樽における勢力と社会紛争
第3章 都市と紛争(Ⅱ)―戦前期小樽における港湾ストライキ
第4章 都市と社会事業―都市小樽の発展と戦前の小樽における社会事業
第5章 都市の生成・発展と住民組織―戦前の小樽市に関する若干の資料的検討
第6章 都市と炭鉱―都市小樽の経済的成長と幌内炭鉱の労働者
第7章 漁業集落高島における階層構造と社会移動―小林徳三郎を中心に
付章

著者|author

内藤辰美(ないとう・たつみ)
山形大学名誉教授。著作に『市民文化と地方都市―自立的地方都市の可能性』(恒星社厚生閣、2001年)、『地域再生の思想と方法』(恒星社厚生閣、2001年)、『生命化社会の探求とコミュニティ―明日の福祉国家と地域福祉』(恒星社厚生閣、2011年)『中心と周縁―タイ、天草、シカゴ』(春風社、二〇一三年)など。

 

 

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