オール・アバウト・ラブ

愛をめぐる13の試論

  • ベル・フックス(著)/宮本敬子・大塚由美子(訳)/2016年3月
  • 2300円(本体)・四六判仮フランス装・276頁
  • 装丁:長田年伸

全米ベストセラー、初の邦訳!
人種やセクシュアリティによる抑圧を批判し、消費社会のなかで
消費できないものと出会う歓びを訴える。

「この本はいかにして愛に戻るのかを語るものだ。愛の変容の力について
希望に満ち喜びにあふれた見方を提供しつつ、愛する技術について
根本的に新しい考え方を与えるものである。私たちが再び愛するために
しなければならないことを教えてくれる」(本文より)
(ISBN 9784861104923)

品切

目次|indexes

はじめに
序章 恩寵―愛に触れて
第1章 明晰さ―愛に言葉を与える
第2章 正義―子ども時代の愛のレッスン
第3章 誠実―愛に忠実なれ
第4章  献身―愛を私の中に存在させよう
第5章 スピリチュアリティ―神聖なる愛
第6章 価値観―愛の倫理に従って生きること
第7章 貪欲―ただ愛せよ
第8章 共同体―愛と交わり
第9章 相互性―愛の核心
第10章 ロマンス―甘美な愛
第11章  喪失―生と死のなかで愛すること
第12章  癒し―あがないの愛
第13章  運命―天使が愛を語るとき
訳者あとがき
参考文献

 

著者|author

ベル・フックス (bell hooks, 1952-)
現代アメリカを代表する文化・社会批評家、思想家、教育者。
フェミニズム批評史における記念碑的作品となった
Ain’t I A Woman: Black Women and Feminism
(1981) 以来、毎年のように著作を発表している。
文化研究や思想(とりわけ視覚芸術、映画、音楽、ポピュラー・カルチャー)の領域で、
人種、ジェンダー、階級、セクシュアリティを論じる黒人知識人の代表的存在である。
現在、ケンタッキー州、ベリア大学アパラチア文化研究センター特別教授。

訳者|translators

宮本敬子(みやもと・けいこ)
西南学院大学教授。
専門はアメリカ文学・文化、アフリカ系アメリカ文学、ジェンダー・フェミニズム思想、トニ・モリスン。
著書に『アメリカン・ロードの物語学』(金星堂 2015 年)(共著)、
訳書にラルフ・コーエン編『世界文学史はいかにして可能か』(成美堂 2011 年)(共訳)。

大塚由美子(おおつか ゆみこ)
北九州市立大学・西南学院大学非常勤講師。
専門はアメリカ文学およびカナダ文学、女性作家研究、マーガレット・アトウッド研究。
著書に『マーガレット・アトウッド論―サバイバルの重層性「個人・国家・地球環境」』(彩流社 2011 年)、
訳書にコラル・アン・ハウェルズ他編『[ケンブリッジ版]カナダ文学史』(彩流社 2016 年刊行予定)(カナダ文学会訳・共訳)。

 

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