インド・イスラーム王朝の物語とその建築物

デリー・スルターン朝からムガル帝国までの500年の歴史をたどる

  • 宮原辰夫(著)/2016年6月
  • 2700円(本体)・四六判並製・本文276頁・カラー頁30頁
  • 装丁:矢萩多聞

ヒンドゥー教が圧倒的に優勢なインドで、なぜイスラーム建築が今も多数残っているのか―
一次史料をもとに物語風に叙述しながら、インドの歴史遺産をめぐる。
知的好奇心をくすぐる待望のガイドブック登場!
充実のカラー写真30ページ掲載!
(ISBN 9784861105098)

目次|indexes

第1章 トルコ系民族のインド侵入
・マフムードのインド遠征とソームナート寺院
・ムハンマドの遠大な野望と挫折…など
第2章 デリー・スルターン朝(1206~1320年)-クトゥブ・ミーナール
・インド最初の奴隷出身のスルターン:アイバク
・悲劇的な死を遂げた最初の女性スルターン:ラズィヤ…など
第3章 デリー・スルターン朝(1320~1413年)
・「天才と狂人」の性格を併せ持ったスルターン:ムハンマド・ビン・トゥグルク
・壮大な首都構想を実現したスルターン:フィーローズ・シャー…など
第4章 デリー・スルターン朝(1414~1526年)
・預言者ムハンマドの直系子孫のスルターン:ヒズル・ハーン
・アフガン系最初のスルターン:バフロール
・ヒンドゥーの血を引くスルターン:スィカンダル…など
第5章 ムガル帝国(1526~56年)-フマーユーン廟
・バーブルのインド遠征とムガル帝国の建設
・バーブルに溺愛された皇子の即位と敗北
・シェール・シャーの生い立ち…など
第6章 ムガル帝国(1556~1627年)-アーグラー城塞
・アクバルの勢力拡大
・宰相バイラーム・ハーンの反乱
・ジャハーンギールの後継者争い…など
第7章 ムガル帝国(1628~1707年)-ダージ・マハル、ラール・キラー
・シャー・ジャハーンの宗教政策
・デリーの新首都:シャージャハーナーバード
・帝国の黄昏と後悔の晩年…など
おわりに

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参考文献
用語解説
索引

著者|author

宮原辰夫(みやはら・たつお)
文教大学国際学部国際観光学科教授。慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。博士(法学)。
著書に『イギリス支配とインド・ムスリム』(成文堂)など

 

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