天馬山

北朝鮮からの引揚げ者の語り

  • 浅井亜紀子(編)/2016年8月
  • 2200円(本体)/四六判上製344頁
  • 装丁:桂川潤

1945年8月13日、ソ連軍の侵攻により、家族自決を決意した父。
しかし、息子は「生きたい」と言った。
生き延びた北朝鮮・清津(せいしん)中学校の
元生徒たちが苦難の引揚げ体験を語る。
(ISBN 9784861105197)

目次|indexs

概説:日本人の朝鮮半島への移動、そして引揚げ
第Ⅰ部 北朝鮮と私―佐藤尚のライフストーリー
第Ⅱ部 『天馬山』の記録から
第1章 清津という町
第2章 清津中学校での学び、学友、先輩
第3章 清津中学校の教師たち
第4章 学徒動員・予科練
第Ⅲ部 心に刻まれた引揚げの苦難
第5章 はるかなる天
第6章 家族との別れ
第7章 北朝鮮脱出記
第8章 五七年ぶりに届いた手紙
第9章 引揚げの思い出
第10章 内地で終戦、終戦前の引揚げ、その後

編者|editors

浅井亜紀子(あさい・あきこ)
一九六一年生まれ。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。
東京女子大学文理学部卒業後、サンフランシスコ州立大学スピーチコミュニケーション大学院に留学、お茶の水女子大学大学院人間文化研究科博士号取得。
専門は、異文化コミュニケーション・異文化理解教育。
著書に『異文化接触における文化的アイデンティティのゆらぎ』(ミネルヴァ書房、2006年)、『異文化コミュニケーション事典』(共編著、春風社、2013年)など。

 

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