旅人たちのパミール

玄奘、マルコ・ポーロはどの道を通ったか

  • 酒井敏明/2000年8月
  • 1800円(本体)/B6判・338頁

山を愛するすべてのひとにパミール、ヒマラヤに魅せられた男が語る― 「世界の屋根」と呼ばれるパミールは地理的探検の格好の領域であった。広大な山岳地域を旅した僧侶、商人、探検家たちのそれぞれの旅を鮮明に描き、その魅力にせまる。
(ISBN 4921146128)

目次|indexs

第Ⅰ篇 旅人たちのパミール
はじめに
第一章 パミール―その地理と歴史の素描
第二章 声域に旅した最初の施設―張騫
第三章 法顯と宋雲の旅
第四章 唐代入竺求法僧たちの旅
第五章 高仙芝の遠征
第六章 マルコ・ポーロとパミール
第七章 ベネデット・ディ・ゴーエシュ
おわりに
第Ⅱ篇 パミール山中の要衝 タシュクルガン
はじめに
第一章 新疆の自治県としてのタシュクルガン
第二章 中国古文献に描かれたタシュクルガン
第三章 近代冒険家の調査
おわりに
第Ⅲ篇 ヒマラヤを越えた日本人
はじめに
第一章 ヒマラヤ越えの交通路
第二章 カラコルム
第三章 ネパールからチベットへ
第四章 聖都ラサの日本人
第五章 日本人が越えた峠と越えなかった峠
おわりに
第Ⅳ篇 ヒマラヤの先駆者たち
一 ヒマラヤの先駆者たち
二 チベットに入る道
三 冒険家矢島の入蔵ルート
四 雲南の奥に消えた能海寛
五 カンチの勇姿
六 タルン氷河に接近
七 厳冬期のロータン峠
八 立教大学隊の壮挙

著者|author

酒井敏明(さかい・としあき)
現在日本山岳会京都支部長。帝塚山大学教授。学生時代にパミール高原学術調査隊員としてヒンドゥークシュ山脈のノシャック峰に初登頂、パンジャブヒマラヤ遠征隊に副隊長として参加、峻峰インドラサン初登頂を成功に導いた。

担当編集者から

旧漢字・難漢字の作字はオペレーターの米山さん。難しい漢字はあっても読みやすい文章。この本で先人が歩いたルートをたどれます。[-内藤-]

 

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