「出会い」という名の劇場

演劇に生きて

  • 岡田正子(著)/2017年5月
  • 2100円(本体)/四六判上製286頁
  • 装丁:矢萩多聞

劇場に集う、すべての人へ
五十年にわたってフランス戯曲の演出・翻訳を中心に活動を続けてきた著者。
演技メソッド「ベラ・レーヌ・システム」の秘訣や、ニコラ・バタイユ、観世寿夫、坂東玉三郎など、多彩な劇界の人々との交流を振り返るとともに、演劇人としての信念を綴る。
(ISBN 9784861105517)

目次|indexes

〈第一章〉ベラとともに
心のなかのせりふ
日本でのベラの歩み
ベラ・システムによる作品へのアプローチ
〈第二章〉さまざまな出会い
坂東玉三郎――舞台の魔術
深川定次――超一流の職人
ジャン・ルイ・バローと観世寿夫――遠大なビジョン
ニコラ・バタイユのプロフィール――ベラ・システムの立証
不条理劇に対する二コラ・バタイユの解決法――様式・技法・想像力
〈第三章〉『私は太田、広島の川――朝は、夜の闇に包まれた』を巡って
『私は太田、広島の川』を支えてくれた人たち
アレーグルの劇的構造
最後の役作り――追悼・西本裕行
土地の力を借りて――『私は太田、広島の川』広島公演
上演台本:『私は太田、広島の川――朝は、夜の闇に包まれた』

著者|author

岡田正子(おかだ・まさこ)
演出家・翻訳家。1929年、東京生まれ。文化学院(大学部文科)卒。52年に渡仏、ベラ・レーヌ・システム(演技の基礎訓練)を学び、宝塚歌劇団等での演劇講師や、本邦初演のフランス戯曲の翻訳・演出を手がける。96年、フランス政府より芸術文化勲章(シュヴァリエ)、2011年、フランス劇作家・劇作曲家協会よりボーマルシェ賞を授与。主な著書に『ベラ・レーヌ・システム』(フランス演劇クレアシオン)など。

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