国際コミュニケーションの政治学

  • 本多周爾(著)/2017年6月
  • 3000円(本体)/四六判上製324頁
  • 装丁:桂川潤

いくつかの物語を織り交ぜながら、一本の映画をプロデュースするようにプロパガンダを仕立てる。受け手は、壮大なパノラマに感動させられ、あるいは悲しい話に共感させられ、それらを受け入れる。戦争を支持することを自らの意思により決定したと信ずる。
情報化の波が複合的に交錯し、激しく変動する国際コミュニケーションを、政治とマス・コミュニケーションの視点から分析、検討する。
(ISBN 9784861105524)

目次|indexes

序 章
第一章 国民国家の想像と創造
第二章 ナショナル・アイデンティティの現在
第三章 ナショナリズムの諸相
第四章 開発コミュニケーションのパラダイム
第五章 文化帝国主義の言説
第六章 情報コミュニケーション秩序をめぐる国際政治
第七章 グローバル化という現象
第八章 国際情報環境の変容
第九章 戦争をめぐる報道とプロパガンダ

著者|author

本多周爾(ほんだ・しゅうじ)
1949 年東京都出身。早稲田大学大学院政治学研究科博士後期課程満期退学。博士(法学/慶應義塾大学)。現在、武蔵野学院大学大学院国際コミュニケーション研究科教授(兼国際コミュニケーション学部教授)。
主な著作に『台湾 メディア・政治・アイデンティティ』(春風社)、『発展と開発のコミュニケーション政策』(武蔵野大学出版会)などがある。

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