戦後小樽の軌跡

地方都市の衰退と再生

  • 内藤辰美・佐久間美穂(著)/2017年8月
  • 3800円(本体)/四六判上製418頁
  • 装丁:矢萩多聞

なぜ小樽は戦後に衰退したのか?
30人以上の小樽市民を丹念に取材することで、コミュニティ解体の過程と生活者の実態を微視的に考察。地方創生の時代における国家と都市の新たなあり方を模索する。
(ISBN 9784861105265)

目次|indexes

序 章 地方社会と地方都市へのアプローチ
第1章 戦後小樽の都市再生と都市再生事業
第2章 小樽という都市と市民文化――戦後小樽を生きた人々の記憶
第3章 戦後小樽市における町内と町内会――小樽再生のために
第4章 上昇志向型人間と非志向型人間における社会意識――小樽の市勢回復を念頭において
第5章 漁業集落高島における階層構造と社会移動――山田勝敏を中心に
第6章 高島におけるコミュニティと伝統的地域文化
終 章 地方都市の衰退と再生――戦後小樽の歴史と教訓

著者|author

内藤辰美(ないとう・たつみ)
山形大学名誉教授。日本大学大学院社会学専攻博士課程単位取得退学(文学修士)。主な著書に、『北の商都「小樽」の近代―ある都市の伝記』(春風社2015)など。

佐久間美穂(さくま・みほ)
川村学園女子大学教育学部社会教育学科講師。日本女子大学大学院社会福祉学専攻博士前期課程修了(社会福祉学修士)。主な著書に、『中心と周縁――タイ、天草、シカゴ』(春風社2013)など。

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