キャサリン・マンスフィールド

 荒地を吹き渡る風のように自由に

  • 手塚裕子(著)/2017年12月
  • 3200円(本体)/四六判上製354頁
  • 装丁:矢萩多聞

祖国ニュージーランドを捨てロンドンやヨーロッパ各地を漂泊しながら、
時代の因習を脱し自由に激しく生き34歳で夭逝した女性作家キャサリン・マンスフィールド。
その波乱に満ちた生涯を、近年完成した全集や書簡集も活用しつつ克明に描き出す。
カラー口絵も収録。
(ISBN 9784861105531)

目次|contents

プロローグ:風
第1章: ロンドン留学
第2章:風吹く荒地へ
第3章:『ニュー・エイジ』―新しい時代
第4章:マンスフィールドとマリの恋と幻滅
第5章:ミューズ
第6章:失われた無垢を探し求めて
第7章:アロエの舟に乗って
第8章:落ち着きのない、自由な楽園の小鳥
第9章:キャサリンとヴァージニアの友情
第10章:運命の日
第11章:海、私の大好きな海
第12章:ヴィラ・イソラ・ベラ―完璧な家
第13章:クリスタル・ブルー
第14章:カナリアが沈黙する時
第15章:最後の冒険―神秘の世界へ
エピローグ:解氷船
初出一覧
あとがき
キャサリン・マンスフィールド年譜
文献一覧
人名索引

著者|author

手塚裕子(てづか・ゆうこ)
1957年東京生まれ。青山学院大学大学院文学研究科英米文学専攻博士課程単位取得済退学。ケンブリッジ大学客員研究員(1993-1994年、2007-2008年)。
川村学園女子大学文学部教授を経て、現在、同大学名誉教授。
主な著書に『英米文学に見る男女の出会い』(共著、北星堂書店、2004年)『想像力の飛翔―英語圏の文学・文化・言語』(共著、北星堂書店、2003年)『ロンドン事典』(共著、大修館書店、2002年)、主なテキストに『イギリスの歴史と文化:講義資料集』(DTP出版、2011年)などがある。

 

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