異色の経済学者 フリードリッヒ・リスト

  • 諸田實(著)/2018年1月
  • 2700円(本体)/四六判並製262頁
  • 装丁:桂川潤

主著の出版から170年余、リストは、経済のグローバル化への対抗軸としていまも世界中で読まれている。
「異色の経済学者」の実像を描き、晩年の謎に迫る。
(ISBN 9784861105760)

目次|contents

第1章 異色の経済学者―フリードリッヒ・リスト
第2章 未完の「遺作」の謎―「ドイツ人の政治的・経済的国民統一」の「続き」
第3章 「国民経済学」の体系―リストのプラン
第4章 『国民的体系』のリストと『ライン新聞』のマルクス―ブリュッゲマンを中心に
第5章 リストのメーザー受容について
第6章 本の目次
第7章 リストとモール―『経済学の国民的体系』の書評をめぐって
第8章 二人のリスト
第9章 妻への手紙
第10章 心の傷
補論 リスト『経済学の国民的体系』のドイツ語版と外国語版

著者|author

諸田實(もろた・みのる)
神奈川大学名誉教授
1928年静岡市に生まれる
1952年 東京大学経済学部卒業
【主な著書】
『ドイツ初期資本主義研究』有斐閣、1967年/『クルップ』東洋経済新報社、1970年/『ドイツ関税同盟の成立』有斐閣、1974年/『フッガー家の遺産』有斐閣、1989年/『フッガー家の時代』有斐閣、1998年/『フリードリッヒ・リストと彼の時代』有斐閣、2003年/『晩年のフリードリッヒ・リスト』有斐閣、2007年/『〈新版〉西洋経済史』共著、有斐閣、1985年/『ドイツ経済の歴史的空間』共著、昭和堂、1994年/『近代西欧の宗教と経済』共著、同文館出版、1996年/『リストの関税同盟新聞』私家版、2012年/『「新聞」で読む黒船前夜の世界』日本経済評論社、2015年
【訳書】
クーリッシェル『ヨーロッパ中世経済史』共訳、東洋経済新報社、1974年/クーリッシェル『ヨーロッパ近世経済史』Ⅰ、Ⅱ 共訳、東洋経済新報社、1982、83年

 

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