英国聖公会宣教協会の日本伝道と函館アイヌ学校
英国人女性エディス・ベアリング=グールドが見た明治日本
The Church Missionary Society’s Japan Mission and the Hakodate Ainu School:
Meiji Japan Through the Eyes of Edith Baring-Gould
- 田辺陽子(編著)、西口忠(著)、フィリップ・ビリングズリー(監修)/2018年2月
- 2600円(本体)/A4変形判上製194頁
- 装丁・レイアウト:桂川潤
明治27年、23歳で訪日しカメラを手に日本中を旅したエディスのアルバムから見る、明治日本と宣教師の果たした役割。和英併記。
(ISBN 9784861105807)
目次|contents
序 エディス・ベアリング=グールドと本書について
英国聖公会宣教協会の日本伝道
Ⅰ. エディス・ベアリング=グールドの写真アルバム
1 北海道(札幌・函館)
エディス・ベアリング=グールドの日記 ① 1894 年函館
2 東京・群馬・岐阜
エディス・ベアリング=グールドの日記 ② 1894 年東京
3 大阪
エディス・ベアリング=グールドの日記 ③ 1894 年大阪
4 松江・四国(徳島)
エディス・ベアリング=グールドの日記 ④ 1894 年松江
5 九州(福岡・熊本・長崎)
エディス・ベアリング=グールドの日記 ⑤ 1894 年熊本
Ⅱ. 明治時代における英国聖公会宣教協会の北海道伝道とアイヌ教育―函館アイヌ学校を中心に(田辺陽子)
Ⅲ . ベアリング=グールド師とCMS日本伝道の視察旅行―本州・四国・九州(西口 忠)
参考文献
エディス・ベアリング=グールドの写真アルバムページ一覧
あとがき
人名索引
編著者・著者・監修者|editor, author and supervisor
【編著者】田辺 陽子(たなべ ようこ)
横浜市出身。UCL ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン教育研究所(IOE)博士課程在籍。早稲田大学教育学部英語英文学科、同アジア太平洋研究科(国際関係学修士)、コロンビア大学教育大学院(教育学修士)修了。専門は少数・先住民族の言語及び教育政策。編著書に『聖路易通信―1904 年セントルイス万国博覧会「アイヌ村」からの便り』(かまくら春秋社、2016 年)。
【著者】西口 忠(にしぐち ただし)
大阪市出身。 桃山学院史料室特別研究員。広島大学文書館顧問。日本聖公会歴史研究会会長。日本英学史学会副会長。郷土雑誌『大阪春秋』編集委員。専門は外国人居留地研究、日本聖公会史。編著書に『大阪川口居留地の研究』(思文閣、1995年)、共著に『「大阪の学校」草創期を読む』(ブレーンセンター、2015 年)。
【監修】フィリップ・ビリングズリー(Dr Philip Billingsley)
英国ロンドン出身。桃山学院大学名誉教授。リーズ大学中国研究科博士課程修了。専門分野は中国研究、国際文化学。大阪女子大学専任講師・助教授(1977–1988)を経て、桃山学院大学助教授・教授(1989–2016)。1988 年に出版した主著 Bandits in Republican China は、『匪賊 近代中国の辺境と中央』(1994) として日本語に翻訳出版された。同書は中国語・韓国語にも翻訳されている。