哲学断章

 存在・ことば・光

  • 北岡崇(著)/2018年3月
  • 3700円(本体)/A5判上製468頁
  • 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)

ことば、存在、愛、他者、死……
学術論文や記録講演の他、対話体やエッセイやアフォリズムなど、さまざまなスタイルを採りつつ、テキスト研究の自閉性を超えて思索を重ねた哲学の試み。
(ISBN 9784861105838)

目次|contents

1章 薔薇のことば
2章 [対話篇]ことばと存在
Ⅰ 降ってくることば、湧きあがることば 渡部和雄/中川晋介/北岡崇
Ⅱ 翻訳・詩・権力 渡部和雄/北岡崇/成瀬高明/小川雅魚/佐藤秀明
Ⅲ 生にして死である詩 渡部和雄/北岡崇/成瀬高明/佐藤秀明
3章 不在の現在
4章 ロゴス・プネウマティコス
5章 ことばの彼方─現実・愛・洞察
6章 光、あるいは不可能なことば
7章 光の深淵
8章 全体者にして唯一者である存在
9章 愛の記憶─素描
10章 世界の秘密─解釈/ことば/表現
11章 ニーチェと「聖書」の間─愛に関する若干の記述の考察
12章 変わらないものだけが変わるのか? 変わるのは変わらないものだけか?
13章 他者、死、愛をめぐる哲学断片
14章 『マタイによる福音書』読解に際しての七項
15章 カントをめぐる四つの試論
Ⅰ 純粋直観について─理性の自己認識としての超越論的感性論
Ⅱ 自己認識のアポリア─超越論的統覚に関するカントの若干の記述の考察
Ⅲ 自己認識の方法─総合的方法と分析的方法
Ⅳ 純粋直観の働きとは何か─カントの空間論に即して

著者|author

北岡崇(きたおか・たかし)

1949年、三重県に生まれる。1971年、一橋大学経済学部卒業。1976年、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、椙山女学園大学国際コミュニケーション学部教授。
主要著書に『“光”の探求―イエス・プラトン・ニーチェ論稿―』(理想社、理想哲学選書)、主要訳書にH・ファーレンバッハ『実存哲学と倫理学―実践哲学の復権―』(晢書房、共訳)、R・クローナー『ドイツ観念論の発展―カントからヘーゲルまでⅡ』(理想社、監訳・共訳)がある。

 

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