エミリ・ディキンスンを理詰めで読む

新たな詩人像をもとめて

  • 江田孝臣(著)/2018年8月
  • 3000円(本体)/四六判上製238頁
  • 装丁:桂川潤

選りすぐりの37篇の原詩に対して、一切の先入見を排し、徹底して字義と文法に焦点を置いてアプローチ。
その試みにより、詩の表層下に二層、三層と巧妙に忍ばされた意味の深層と、知られざるディキンスン像に迫る。
(ISBN 9784861106057)

目次|contents

まえがき
第1部 詩についての詩
第1章 詩人にとっての「宝石」とは
第2章 ランプとしての詩
第3章 「魂を込められた銃」とは何か
第4章 エミリの詩の工房
第5章 〈推敲途上の詩〉を話者とする作品さらに3篇
第2部 復活が信じられない
第6章 復活の教義批判
第7章 続・復活の教義批判
第3部 狂気と絶望
第8章 葬儀空想か理性の死か
第9章 漫歩する石ころとしての詩人
第4部 死を幻想する
第10章 その家は「私」の墓か
第11章 牧師の猟奇的犯罪
第5部 政治と科学
第12章 政治と経済とエミリ・ディキンスン
第13章 エミリ・ディキンスンの氷河期
引用文献一覧
引用作品索引
初出一覧

著者| author

江田孝臣(えだ・たかおみ)
1956年、鹿児島県に生まれる。
1979年、千葉大学人文学部卒業。
1985年、東京都立大学大学院博士課程人文科学研究科英文学専攻退学。
中央大学経済学部助教授を経て、早稲田大学教授。
著書『はじめて学ぶアメリカ文学史』(共著、ミネルヴァ書房、1991)、『批評理論とアメリカ文学――検証と読解』(共著、中央大学出版部、1995)。
訳書 ヘレン・ヴェンドラー『アメリカの抒情詩――多彩な声を読む』(共訳、彩流社、1993)、『アメリカ現代詩101人集』(共訳、思潮社、1999)など。

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