鐘の音が響くカフェで

  • ポール・ヴァッカ(著)、田村奈保子(訳)/2018年8月
  • 2500円(本体)/四六判仮フランス装234頁
  • 装丁:桂川潤

文学好きの母の望みは《僕》が作家になること。幸せに満ちた少年時代に訪れた悲しい別れまでの日々が、言葉によって瑞々しく蘇る―。
『失われた時を求めて』を換骨奪胎しつつ、人生と文学への愛を謳う。
マルセル・プルースト賞受賞の現代フランス作家による小説、本邦初訳。
(ISBN 9784861106064)

目次|contents






謝辞
『失われた時を求めて』概略
訳者あとがき

著者| author

Paul Vacca(ポール・ヴァッカ) 
1961年生まれ。パリ在住。ソルボンヌ大学で文学と哲学を修めた後、小説家、エッセイスト、シナリオ作家となる。『鐘の音が響くカフェで』が小説第一作。シャンベリー新人作家賞、ラヴァル新人作家賞やカブール・マルセル・プルースト賞などを受賞している。

訳者| translator

田村奈保子(たむら・なほこ)
1962年生まれ。福島大学行政政策学類教授。専門分野はフランス文学。神戸大学大学院文化学研究科(博士課程)単位取得退学。ソルボンヌ(パリ第四)大学DEA課程修了。主たる業績は、著書『文化資産としての美術館利用 地域の教育・文化的生活に資する方法研究と実践』(公人の友社(共著)、2012年)、論文「プルーストが描いたフェルメール」(『行政社会論集』第29巻第4号、福島大学行政社会学会、2017年)など。

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