ウェールズ語の歴史
- ジャネット・デイヴィス(著)、小池剛史(訳)/2018年8月
- 2700円(本体)/四六判並製312頁
- 装丁:江森恵子(クリエイティブ・コンセプト)
古代のケルト民族ブリトン人のことばであるウェールズ語は、英語の圧倒的な影響のもとで力強くしなやかに生き抜いてきた。
その長い歴史と豊かな文化を分かりやすく解説し、将来を展望する。
国勢調査が示す21世紀における使用状況や発音・文法の簡単な紹介も。
(ISBN 9784861106088)
目次|contents
図版一覧/地図一覧
謝辞
原著者から本邦訳に向けてのメッセージ
私とウェールズ語
第1章 ウェールズ語の起源
第2章 初期ブリトン人王国時代におけるウェールズ語
第3章 中世のウェールズ語
第4章 併合法から産業革命までのウェールズ語
第5章 産業革命期のウェールズ語
第6章 19世紀後半のウェールズ語
第7章 20世紀前半のウェールズ語
第8章 第二次世界大戦前後のウェールズ語
第9章 現代のウェールズ語
第10章 ウェールズ語とヨーロッパの他の非公用語
第11章 ウェールズ語の特徴
結びにかえて
訳者あとがき
参考文献
索引
著者| author
ジャネット・デイヴィス(Janet Davies)
ウェールズ南東部、ポウィス州のクリックホウェル(Crickhowell)に生まれ、南部中央、ブライナイ・グウェント州のブリンマウル(Brynmawr)に育つ。第二言語としてウェールズ語を身に付け、現在は完全なウェールズ語話者。スウォンジー大学で学士号(歴史学)を、その後アベラストウィス大学大学院で修士号(政治史)を取得する。共編書に多言語社会研究書『メルカトル・メディア・ガイド』(ウェールズ大学出版、1993年)がある。
訳者| translator
小池剛史(こいけ・たけし)
愛知県豊橋市出身。桜美林大学文学部英米文学科卒業。獨協大学大学院外国語学研究科博士後期過程満期修了退学。2004年エジンバラ大学哲学・心理学・言語科学学部英語学科博士課程修了。専門は、ウェールズ語学、英語学、英語史(古英語)。現在、大東文化大学文学部英米文学科准教授。日本カムリ学会代表幹事。著書に『ウェールズ語の基本』(共著:永田喜文、小池剛史/三修社2011年)がある。