孤独な殿様

  • ソーントン不破直子(著)/2018年11月
  • 1500円(本体)/A5判上製128頁
  • 装丁:矢萩多聞

時の経過の意味とは―? 天正大地震から四百年、奥飛騨の小村と東京渋谷の歓楽街を往来する、謎の殿様をめぐる物語
江戸期の数度の大地震、昭和初期の鉱山開発、そして高度成長期のダム建設…と時代に翻弄されてきた飛騨小村の記憶と、花街として栄えた東京渋谷・円山町で起こるOL殺人事件、道玄坂地蔵をとりまく人間模様などが、時空を超え、多彩なストーリーテラーにより語り紡がれてゆく。
(ISBN 9784861106170)

目次|contents

1 飛騨白川郷
2 東京渋谷

著者| author

ソーントン不破直子 (ソーントン・ふわ・なおこ)
1943年生まれ。米国インディアナ大学にて博士号を取得(比較文学)。現在、日本女子大学名誉教授。
著書に『戸籍の謎と丸谷才一』(春風社、2011)、『鎌倉三猫物語』(春風社、2015)、『鎌倉三猫いまふたたび』(同、2016)、訳書に『茶の本』(岡倉天心著、春風社、2009)など。

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