説得されて

  • ジェイン・オースティン(著)、藤田永祐(訳)/2019年2月
  • 2500円(本体)/四六判仮フランス装364頁
  • 装丁:矢萩多聞

周囲に説得されて婚約を解消したアンは8年ぶりにウェントワース大佐と再会し、物語は静かに動きだす……
2006年刊行の細やかな注釈を載せたケンブリッジ版を底本とした、21世紀のジェイン・オースティン。流麗な現代日本語でオースティン最後の完成作品を読む。
(ISBN 9784861106200)

目次|contents

はじめに
第Ⅰ巻
第Ⅱ巻
おわりに

著者・訳者|author and translator

【著者】ジェイン・オースティン(Jane Austen)
1775年生まれ。イギリスの小説家。
作品に、『分別と多感』、『高慢と偏見』、『エマ』、『マンスフィールド・パーク』、『ノーサンガー・アビー』、『説得されて』など。
1817年没。

【訳者】藤田永祐(ふじた・えいすけ)
1938年生まれ。東京大学文学部英文科卒業後、同大学大学院英語英文学修士課程修了。獨協大学名誉教授。一般社団法人市民社会とレジリエンス研究所理事。
著書に、『ディケンズ、フォースター、オースティン―いまに生きるイギリス小説』(春風社、2008年)、『Essays on Dickens, Forster, Austen: A Japanese Reader’s Appreciation』(春風社、2013年)など。
訳書に、I・ワット『小説の勃興』(南雲堂、1999年)、ハワード・P・チュダコフ『年齢意識の社会学』(共訳)(法政大学出版局、1994年)など。
主要論文に、「『虚栄の市』―比較論的考察」、「『エマ』―鑑賞と考察」、「『大きな遺産』の世界―その象徴的・具象的手法の考察」、「シェイクスピアの開いた心性について」その他多数。

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