平成/令和の佐竹本三十六歌仙
- 有馬賴底、堀江恭子(著)/2019年10月
- 2000円(本体)/B5判並製120頁
- 装丁:長田年伸
相国寺管長と茶道遠州流幽水会会長が揮毫した書と、京友禅の研究者が忠実に復元した歌仙絵からなる現代版佐竹本三十六歌仙絵。
(ISBN 9784861106620)
目次|contents
序の言葉 有馬賴底
前文 堀江恭子
平成/令和の佐竹本三十六歌仙
柿本人麻呂
凡河内躬恒
大伴家持
在原業平
素性法師
猿丸大夫
藤原兼輔
藤原敦忠
源公忠
徽子女王
源宗于
藤原敏行
藤原清正
藤原興風
坂上是則
小大君
大中臣能宣
平兼盛
住吉大明神
紀貫之
伊勢
山部赤人
僧正遍照
紀友則
小野小町
藤原朝忠
藤原高光
壬生忠岑
大中臣頼基
源重之
源信明
源順
清原元輔
藤原元真
藤原仲文
壬生忠視
中務
解説
「佐竹本三十六歌仙絵巻」について 堀江恭子
敦煌写経について 波勢の収束と典型の確立 富田淳
著者|authors
有馬賴底(ありま・らいてい)
一九三三年、東京生まれ。四一年、大分県日田市臨済宗岳林寺にて得度。五五年、京都臨済宗相国寺僧堂に掛搭(入門)、大律櫪堂老師に師事。七一年、相国寺派教学部長、九五年、臨済宗相国寺派七代管長(相国寺一三二世)に就任。同時に鹿苑寺金閣、慈照寺銀閣の住職も兼任。京都仏教会理事長。主な著書に『禅と茶』(学研)、『茶人よ自由になれ』『決定版 よくわかる茶席の禅語』(以上、主婦の友社)、『禅僧の生涯』『禅茶巡礼』『禅と茶の湯』(以上、春秋社)、『無の道を生きる 禅の辻説法』(集英社)、『自在力』『力を抜いて生きる』(以上、講談社)、『禅、「持たない」生き方』(三笠書房)、『やさしい茶席の禅語』(共著)『茶の湯便利帳② やさしくわかる茶席の禅語』(以上、世界文化社)、『禅 壁を破る智慧』(朝日新聞出版)ほか多数。
堀江恭子(宗篷)(ほりえ・きょうこ(そうほう))
文学博士。一九四三年生まれ。二松学舎大学大学院(中国学専攻)博士課程修了。一九七八年に故・堀江知彦氏と結婚。墨香会主宰(書道・号は蓬壺)、幽水会会長(茶道遠州流、号は宗篷)。知彦氏の遺志を継ぎ、幽趣庵を一切こだわりのない、自由な文化的サロンにするのが夢。知彦氏との共著に『名筆鑑賞入門 中国風の書』(知道出版)、『名筆鑑賞入門 和風の書』(知道出版)、単著に『我が乳房を亡夫に』(毎日新聞社)、『墨艶 会津八一・堀江知彦追想』(芸術新聞社)、『異郷に永眠る悲劇の美人王昭君』(白帝社)、『砂艶』(新潮社)、『茶艶』(春風社)。
二〇一四年六月、紺綬褒章受章。二〇一四年八月、外務大臣表彰。