21世紀のメキシコ革命

オアハカのストリートアーティストがつむぐ物語歌

  • 山越英嗣(著)/2020年2月
  • 3600円(本体)/A5判上製252頁
  • 装丁:中本那由子

メキシコ革命は終わっていない!
ガスマスクの聖母、モヒカンの英雄サパタ……州政府への抗議運動に際して現れたストリートアートは、日本人画家・竹田鎮三郎の影響を受けた先住民アーティストたちによるものだった。
グローバルな力関係のなかで絡み合う、アートと政治、歴史意識、そしてアイデンティティ。
(ISBN 9784861106750)

目次|contents

プロローグ 「夢の国」オアハカに開いた裂け目
第1章 メキシコ革命と先住民
第2章 われわれの革命の英雄
第3章 竹田鎮三郎とオアハカの多文化主義
第4章 資本主義とコミュニズムを接合するプエブロの思想
第5章 再象徴化されるストリートアート
第6章 変容する若者の価値観
第7章 グローバル時代の先住民像
エピローグ 革命は続く
参照文献
付録 オアハカのコレクティボとストリートアーティスト
索引

著者|author

山越英嗣(やまこし・ひでつぐ)
早稲田大学人間科学学術院助教。
一九八一年千葉県生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程修了。 博士(人間科学)。
主な著書に「想像の共同体としてのプエブロ―南部メキシコ社会をめぐる表象のポリティクス」蔵持不三也・嶋内博愛(監修)、伊藤純・藤井紘司・山越英嗣(編集)『文化の遠近法―エコ・イマジネールⅡ』言叢社、2017年、“Chapter26 Street art/Graffiti in Tokyo and surrounding districts”(Yasumasa Sekineとの共著), In Jeffrey Ian Ross (Editor), Routledge Handbook of Graffiti and Street Art, Routledge, 2016がある。

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