ポール・ボウルズ 越境する空の下で

  • 外山健二(著)/2020年3月
  • 3500円(本体)/四六判上製424頁
  • 装丁:桂川潤

ボウルズにとって〈移動〉とは何であったのか、どのようにイスラーム圏のマグレブを表象したのか。越境する作家の魅力の根源を探る。
(ISBN 9784861106835)

目次|contents

序章 なぜ、ボウルズか
第Ⅰ部 移動するボウルズ
第1章 抑圧・空想・移動―フレッチャリズム、スプリング・フィールド、グリニッジ・ヴィレッジ
第2章 選択されたフランス
第3章 フランスからモロッコ―シュールレアリズムと民族誌学
第4章 イギリス植民地セイロンにおけるバーガー ―「筌とプライヴェートな用向き」に見るセイロンの社会構造
第5章 なぜ、スレイドは医師か―『世界の真上で』と〈新しきもの〉
第Ⅱ部 ボウルズの北アフリカ表象
第6章 サハラ沙漠の移動―『シェルタリング・スカイ』の自伝性とポート夫婦をめぐって
第7章 二つの『シェルタリング・スカイ』と表象―「コロニアル・ロード・ナラティヴ」のセクシュアリティと人類学
第8章 「非読み書き能力」をめぐる魅力の探求
第9章 タンジールと民衆―「山上でのティー」と『雨は降るがままにせよ』
第10章 非人称的自己と他者―『雨は降るがままにせよ』におけるダイアー
第Ⅲ部 モロッコのボウルズ
第11章 アマールの人形と近代性―『蜘蛛の家』のイスラーム表象
第12章 〈近代化〉に隠された〈同性愛〉―『蜘蛛の家』を読む
第13章 ボウルズとアルフレッド・チェスター
第14章 モハメド・ショークリ『パンのためだけに』を読む―ボウルズの〈翻訳〉と二一世紀英語文学の可能性
終章 翻訳家としてのボウルズ―二一世紀の世界文学へ向けて

引用および参考文献一覧
あとがき
索引

著者|author

外山健二(とやま・けんじ)
山口大学人文学部准教授(アメリカ文学・英語文学)。筑波大学大学院博士課程修了。博士(文学)。常磐大学准教授を経て現職。筑波大学地中海・北アフリカ研究センター客員共同研究員。共著として『英文学と他者』(金星堂 二〇一五年)、『アメリカン・ロードの物語学』(金星堂 二〇一六年)、『二十一世紀の英語文学』(金星堂 二〇一七年)ほか。

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