芦田恵之助の教育思想

とらわれからの解放をめざして

  • 山田直之(著)/2020年8月
  • 4000円(本体)/四六判上製320頁
  • 装丁:長田年伸

「書く」ことによって「自己」はどのように変わるか?
明治から昭和にかけて国語・綴方教育の変革に寄与した芦田恵之助の思想と実践を、自身の生涯や当時の新教育運動との関連をふまえその方法論から検討。「綴らせて導く」ことによる主体形成に向けた、教育原理と実践の往還を捉える。

(ISBN 9784861106880)

目次|contents

序章 問題設定
第一章 随意選題をめぐる諸解釈
第二章 随意選題思想の形成
第三章 「人文一致主義」を基底とする随意選題
第四章 「自己」確立のための随意選題――書記行為による〈主体〉育成の機制
第五章 随意選題における「修養」
第六章 随意選題における「同志同行」
第七章 随意選題の射程――その意義と可能性
終章 作文・綴方教育の展望
謝辞――あとがきにかえて
資料「授業記録――初舞台 尋二の修身教授」
芦田恵之助簡易年表
参考・引用文献一覧
論文初出
索引

著者|author

山田直之(やまだ・なおゆき)
1989年島根県生まれ。2017年にドイツ・オスナブリュック大学留学、2018年に広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了、博士(教育学)。2018年より現在、神戸女子大学文学部教育学科助教。専門分野は教育哲学、教育思想史、国語科教育。
著書に『教員養成を担う』(分担執筆、渓水社、2019年)、主な論文に「初期綴方運動への評価に対する批判的考察――芦田恵之助の『自己』、『文話』、『想』に着目して」(『教育新世界』第64号、世界新教育学会、2016年)、「芦田恵之助の綴方教育を再考する――『人文一致主義』の流布とその射程から」(『教育新世界』第65号、世界新教育学会、2017年)、「国語科作文教育における訓育的教授の探求――芦田恵之助の綴方教育を手がかりに」(『国語科教育』第87集、全国大学国語教育学会、2020年)。

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