小鳥が歌う

古いポルトガル語による聖母マリアの詩

  • 菊地章太(著)/2020年9月
  • 3600円(本体)/四六判上製224頁
  • 装丁:桂川潤

中世イベリア半島の吟遊詩人たちによって作られ歌われた、ガリシア=ポルトガル語の詩「カンティーガ」。詩の和訳と解説を通して、聖母に対する当時の人々の思いを汲み上げる。

(ISBN 9784861106941)

目次|contents

はじめに―トロバドールの芸術

第一部 世俗の詩
Ⅰ 愛のささやきのカンティーガ
Ⅱ 愛の哀しみのカンティーガ
Ⅲ 旅の愁いのカンティーガ
Ⅳ 聖母を慕うカンティーガ

第二部 信仰の詩
Ⅰ 聖母のトロバドールとして
Ⅱ 奇跡と巡礼のカンティーガ
Ⅲ 王の生涯のカンティーガ
Ⅳ 聖母の祝祭のカンティーガ

おわりに―中世イベリアの聖母信仰

補遺
参考文献
あとがき

著者|author

菊地章太(きくち・のりたか)
1959年、横浜市生まれ。神奈川県立外語短期大学附属高校卒、筑波大学卒業後、トゥールーズ神学大学高等研究院留学。東洋大学教授。博士(文学)。著書に『姿を変えたキリスト―みなし子を育てたシスターたち』(春風社)、『聖母マリアのカンティーガ―中世イベリアの信仰と芸術』『奇跡の泉へ―南ヨーロッパの聖地をたずねて』(以上、サンパウロ)、『ユダヤ教 キリスト教 イスラーム』『エクスタシーの神学』(以上、ちくま新書)、『悪魔という救い』(朝日新書)、『魔女とほうきと黒い猫』(角川ソフィア文庫)ほか。

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