〈障害者〉として社会に参加する

生涯学習施設で行うあらゆる人の才能を生かす試み

  • 三谷雅純(著)/2021年2月
  • 4000円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

あらゆる人の社会参加とは?
さまざまな〈障害〉のある人たちが自らの才能を生かせるように、博物館などの生涯学習施設の活動、および緊急災害放送の改善策を実際的に検討。多様な個性を生かすことのできる社会の実現に向けた取り組みを、当事者の視点から提言する。

(ISBN 9784861107030)

目次|contents

まえがき

第1部 すべての人を迎える施設
第1章 障害のある子どもとの野外活動とテキスト作り
第2章 生涯学習施設で文章はどう書くべきか――コミュニケーション障害者への対応、子どもと高齢者とのギャップ克服
第3章 小規模作業所でコミュニケーション障害者にDAISYを試してもらう
第4章 言葉やコミュニケーションに障害を持つさまざまな人びとと対応策の現状
第5章 社会のひな形としての生涯学習施設――兵庫県立人と自然の博物館を例に挙げて達成していること/していないことを考える
コラム1 人びとを迎えるために――視覚障害者に対しては

第2部 ことばの認知が難しい人に緊急災害放送を届けるには
第6章 まず障害を自覚していない人に試してもらった肉声とフォルマント合成音声の聞きやすさ/聞きにくさ
第7章 障害者/非障害者にとっての肉声とフォルマント合成音声、波形接続型合成音声の聞きやすさ/聞きにくさ
コラム2 人びとを迎えるために――コミュニケーション障害者に対しては
第8章 言語音の認知が難しい聴覚失認者が理解しやすい災害放送とは?
第9章 聴覚失認者に認知しやすいチャイム音は存在するか――わざと言語音を避けて調べた

第3部 障害の進化、コミュニケーション行動の本質
第10章 聴覚失認者は何を手がかりに視聴覚材料を理解するのか
コラム3 ヒトの進化とスペクトラム

あとがき
用語解説
参考文献
文献初出一覧

著者|author

三谷雅純(みたに・まさずみ)
1954年生まれ。兵庫県立大学准教授/人と自然の博物館主任研究員をへて、現在、兵庫県立大学自然・環境科学研究所客員教授。京都大学理学部卒業。京都大学大学院(博士後期課程)修了。理学博士。専門は人類学、霊長類学、障害学。アフリカのコンゴ共和国とカメルーン、インドネシアなど、熱帯林の調査経験が長い。現在は障害者(自身が2級の重度障害者)になってはじめて見えてきた社会のユニバーサル化について積極的に考察している。著書に『ンドキの森』(どうぶつ社)、『ヒトは人のはじまり』(毎日新聞社)、『霊長類生態学』(京都大学学術出版会、共著)ほか多数。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する