ジェイン・オースティンのグロテスクな笑い

困った人たち

  • 岡本由恵(著)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:長田年伸

人間の愚かさや醜さを典雅なユーモアで包み込み、怒りを笑いに昇華させるオースティン。
初期の作品群、中期の『高慢と偏見』、後期の『エマ』を取りあげ、それぞれの作品における笑いの性質とその変化を明らかにする。

(ISBN 9784861107313)

目次|contents

序章
第Ⅰ部
第1章 暴力と犯罪にまみれた世界
第Ⅱ部
第2章 娘の結婚に躍起となるミセス・ベネット
第3章 愛とは無縁のミスター・コリンズ
第Ⅲ部
第4章 自分を中心に世界が回る─ミスター・ウッドハウス
第5章 劣等意識に囚われるエルトン夫妻
第6章 オースティンの人間哲学を読む—ミス・ベイツ
第Ⅳ部 
第7章 優劣に囚われるエマ
第8章 エマと不機嫌な人々
第9章 『エマ』における「施し」と見返り

著者|author

岡本由恵(おかもと・よしえ)
安田女子大学文学部英語英米文学科助教。専門は18-19世紀イギリス文学。

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