ナショナリズムの空間

イスラエルにおける死者の記念と表象

  • 今野泰三(著)/2021年3月
  • 3600円(本体)/四六判上製294頁
  • 装丁:長田年伸

イスラエルにおける死と記念の諸相
「ユダヤ民族」とその「祖国」が創出され、聖性と肉体が与えられてきた過程を明らかにする。

(ISBN 9784861107221)

目次|contents

はじめに
第1節 問題の背景と本書の目的
第2節 本書の構成

第1章 ネイションと空間
第1節 はじめに
第2節 ネイションと空間
第3節 小括

第2章 イスラエルにおける死者の記念
第1節 はじめに
第2節 イスラエルの景観における死者の記念
第3節 軍用基地・ショアーとヒロイズムの記憶局・戦没者記念碑
第4節 小括

第3章 一九六七年戦争以降のイスラエルの占領・入植政策
第1節 はじめに
第2節 一九六七年戦争とイスラエルの支配地域の拡大
第3節 占領地における入植地建設
第4節 小括

第4章 民族宗教派のイデオロギーと死者の記念と表象 
第1節 はじめに
第2節 民族宗教派とメシア主義
第3節 調査の方法と対象
第4節 死/死者を巡るナラティブと表象
第5節 小括

おわりに
謝辞
参考文献

著者|author

今野泰三(いまの・たいぞう)
中京大学教養教育研究院准教授。専攻・専門はパレスチナ/イスラエル研究、平和学、政治地理学
主な著作に「宗教的シオニズムの構造的基盤に関する歴史的考察――ハ・ミズラヒとハ・ポエル・ハ・ミズラヒの多元的・状況対応的性格」(『ユダヤ・イスラエル研究』第34号、2021年刊行予定)、「入植地問題とオスロ・プロセスを巡る論争――和平交渉と入植地建設はなぜ同時に進んだのか」(『日本中東学会年報』第32号第2巻、2017年)、『オスロ合意から20年―パレスチナ/イスラエルの変容と課題』(共編著、人間文化研究機構プログラム・イスラーム地域研究東京大学拠点、2015年)など。

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