真正の評価

テストと教育評価の新しい科学に向けて

  • ハロルド・バーラック、フレッド・M・ニューマン、エリザベス・アダムス、ダグ・A・アーチバルド、ティレル・バージェス、ジョン・レイヴン、トマス・A・ロンバーグ(著)、渡部竜也・南浦涼介・岡田了祐・後藤賢次郎・堀田諭・星瑞希(訳)/2021年9月
  • 5000円(本体)/A5判上製320頁
  • 装丁:長田年伸

誰が、何のために教育測定に関する采配を振るのか?
1980~90年代のアメリカの社会経済政策が及ぼした教育改革への影響を考察。学校教育の機能と目標、コンピテンシーの基準を英米の事例から解き明かし、標準化されたテストといった特定の評価形態に偏らない、真正の学び/学力のための方法論を構築する。
(ISBN 9784861107566)

目次|contents

第1章 評価についての新しい科学が必要だ(ハロルド・バーラック/渡部竜也訳)
第2章 数学のコンピテンスと学力の評価(トマス・A・ロンバーグ/南浦涼介訳)
訳者コラム1(渡部竜也)
第3章 社会科における言説の評価(フレッド・M・ニューマン/渡部竜也訳)
第4章 真正のアカデミックな学びの性質(フレッド・M・ニューマン&ダグ・A・アーチバルド/渡部竜也訳)
訳者コラム2(渡部竜也)
第5章 コンピテンス・動機・行動のモデルと評価のためのパラダイム(ジョン・レイヴン/岡田了祐訳)
第6章 学力/学習成果(achievement)を捉える(エリザベス・アダムス&ティレル・バージェス/後藤賢次郎訳)
訳者コラム3(星瑞希)
第7章 アカデミックな学びの評価に向けたいくつかのアプローチ(ダグ・A・アーチバルド&フレッド・M・ニューマン/星瑞希・渡部竜也訳)
訳者コラム4(渡部竜也)
第8章 教育テストと評価の新しい科学の発展に向けて(ハロルド・バーラック/堀田諭訳)
参考文献
訳者解説(渡部竜也)
訳者補論1 「評価」という実務的行為が社会を変えていくこと(南浦涼介)
訳者補論2 子どもの個性やコンピテンシーをいかに評価していけばよいのか?――観点の多元化・開放化と文脈を重視するジョン・レイヴンの評価論を手がかりに(堀田諭・岡田了祐)
著訳者紹介

著訳者|authors and translators

◆著者
ハロルド・バーラック(Harold Berlak):元カリフォルニア州オークランドの教育コンサルタント。
フレッド・M・ニューマン(Fred M. Newmann):元ウィスコンシン大学マディソン校教授。
エリザベス・アダムス(Elizabeth Adams):元イースト・ロンドン・ポリテクニック名誉研究員。
ダグ・A・アーチバルド(Doug A. Archbald):デラウェア大学教育学部准教授。
ティレル・バージェス(Tyrrell Burgess):元イースト・ロンドン・ポリテクニック教授。
ジョン・レイヴン(John Raven):スコットランド・エディンバラの教育コンサルタント。
トマス・A・ロンバーグ(Thomas A. Romberg):ウィスコンシン大学マディソン校教育学部名誉教授。
◆訳者
渡部竜也(わたなべ・たつや):東京学芸大学教育学部准教授。
南浦涼介(みなみうら・りょうすけ):東京学芸大学教育学部准教授。
岡田了祐(おかだ・りょうすけ):お茶の水女子大学教学IR・教育開発・学修支援センター講師。
後藤賢次郎(ごとう・けんじろう):山梨大学大学院総合研究部教育学域(教育学系)准教授。
堀田諭(ほりた・さとる):埼玉学園大学人間学部子ども発達学科特任講師。
星瑞希(ほし・みずき):東京大学大学院教育学研究科博士課程在籍。

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