タンポポの丘

戯れに来て戯れに去る

  • 川合隆男/2004年3月
  • 2800円(本体)/四六判・338頁

40数年におよぶ学究生活を通して発表された随筆と研究論文を収める。第1編は1977年から2002年にかけて書かれたエッセイを、第2編は研究論文5編を採録。学問に地道に取り組みながら、他方で、こよなく自然を愛し散歩を楽しむ著者の人柄が、それぞれの文章からにじみ出てくる。
(ISBN 4861100062)

著者|author

川合隆男(かわい・たかお)
慶應義塾大学法学部卒業、同大学大学院社会学研究科修士・博士課程修了。社会学博士。
著書に『社会的成層の研究』(世界書院)、『戸田貞三』(東信堂)など。

担当編集者から

継続は力なりといいますが、長年にわたる川合先生の研究の一端をのぞくだけで、そんな実感を持ちました。
人それぞれに行く道はちがい、日々の生活はさまざまですが、何であれ一歩一歩積み重ねることで成果が生まれ、少しは世の中の役にたつのだろうと、みずからをかえりみて思い知らされました。
著者は慶應義塾大学を去るにあたり、「静かに闘う者、静かに闘う研究者になりたい」と、思いのたけを述べています。故郷・山形に帰ったのちも、地に足をつけたフィールドワークを続けられる由。社会学の泰斗・川合先生のたゆまぬ静かな闘志は、小生にも勇気を与えてくれたようです。[-堀田-]

 

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