『リスト全集』の出版

  • 諸田實(著)/2022年2月
  • 3500円(本体)/四六判並製320頁
  • 装丁:長田年伸

主著に匹敵する懸賞論文がパリで発見、独・米の研究者の協力、思いがけない結末…
ナチスの足音が近づくなかで刊行された、一九世紀ドイツの経済学者フリードリッヒ・リストの『全集』。その編集と出版の経緯・困難に迫る

(ISBN 9784861107870)

目次|contents

まえがき
第1章 『リスト全集』の編集と出版(一九二七―一九三五年)―ナチスの足音が近付くなかで
第2章 ある懸賞論文の九〇年─執筆(一八三七年)から出版(一九二七年)まで
第3章 「フリードリッヒ・リスト協会」の事業─出版と学術大会
第4章 「フリードリッヒ・リスト協会」の「会報」から
あとがき
付録

著者|author

諸田實(もろた・みのる)
神奈川大学名誉教授

一九二八年静岡市に生まれる 一九五二年東京大学経済学部卒業

【主な著書】『ドイツ初期資本主義研究』有斐閣、一九六七年/『クルップ』東洋経済新報社、一九七〇年/『ドイツ関税同盟の成立』有斐閣、一九七四年/『フッガー家の遺産』有斐閣、一九八九年/『フッガー家の時代』有斐閣、一九九八年/『フリードリッヒ・リストと彼の時代』有斐閣、二〇〇三年/『晩年のフリードリッヒ・リスト』有斐閣、二〇〇七年/『〈新版〉西洋経済史』共著、有斐閣、一九八五年/『ドイツ経済の歴史的空間』共著、昭和堂、一九九四年/『近代西欧の宗教と経済』共著、同文館出版、一九九六年/『リストの関税同盟新聞』私家版、二〇一二年/『「新聞」で読む黒船前夜の世界』日本経済評論社、二〇一五年/『異色の経済学者 フリードリッヒ・リスト』春風社、二〇一八年

【訳書】クーリッシェル『ヨーロッパ中世経済史』共訳、東洋経済新報社、一九七四年/クーリッシェル『ヨーロッパ近世経済史』Ⅰ、Ⅱ 共訳、東洋経済新報社、一九八二、八三年

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