留学のための異文化トレーニング

知る、共に学ぶ、実践する

  • 勝又恵理子(著)/2023年2月
  • 3000円(本体)/A5判並製172頁
  • 装丁:長田年伸

近年の海外留学における「トレーニング」と「サポート」の重要性について、異文化コミュニケーションの視点から解説。留学前、留学中、帰国後の時間の流れに沿い、ケーススタディとすぐにできる実践法を紹介する。「留学あるある」への処方箋となる一冊。(ISBN 9784861108402)

目次|contents

はじめに

第1章 海外留学に必要なスキルとは
1.1 アクティブ・ラーニングとしての留学
1.2 異文化トレーニング
1.3 留学で身に付くスキル
1.4 留学相談を受ける側のスキル
1.5 留学の種類

Column1 異なる教育方法

第2章 留学前トレーニングの目的と方法
2.1 留学前の準備
2.2 コミュニケーション学
2.3 異文化適応のプロセス
2.4 留学前研修を受けた学生の感想・エピソード

Column 2 留学する大学の決め方

第3章 留学中のサポート・相談
3.1 サポートシステムの在り方
3.2 異文化理解とは
3.3 三つの習慣
3.4 留学中の相談実例
3.5 留学を成功させるために

Column 3 サポートする側のトレーニングの重要性

第4章 帰国後トレーニングの目的と方法
4.1 帰国後の問題点
4.2 帰国後研修を受けた学生の感想・エピソード
4.3 アンラーニングの重要性
4.4 帰国後の言語の維持と向上
4.5 就職活動について

Column 4 大学院・博士課程留学時のサポートグループ

第5章 新しい留学とオンライン国際交流
5.1 近年の留学の傾向
5.2 短期留学事例の分析から
5.3 オンライン留学と国際交流

Column 5 学生が推薦状を依頼する際に気を付けること

謝辞

参考文献一覧

索引

著者|author

勝又恵理子(かつまた・えりこ)
青山学院大学国際政治経済学部国際コミュニケーション学科准教授。専門は、異文化コミュニケーション、異文化トレーニング、COIL型教育、アクティブラーニング、プレゼンテーション。

高校3年時に交換留学でアメリカへ渡り、そのまま現地の高校を卒業。ヒューストン大学クリアレイク校多文化学科修士課程修了。クレアモント大学院大学&サンディエゴ州立大学大学院教育学科博士課程修了 (Ph.D. in Education)。卒業後はサンディエゴ州立大学で教える。日本に帰国後は明治大学、桜美林大学で非常勤講師を務めた後、現職。大学、企業などで海外留学、海外赴任、異文化コミュニケーション、教員養成のためのトレーニングに携わる。

主な著書に『Intercultural Communication: A Reader』(2008年、共著 、Wadsworth Cengage Learning)、『プレゼンテーションの基本 協働学習で学ぶスピーチ──型にはまるな、異なれ!』(2018年、共著、凡人社)、『アクティブラーニングで学ぶコミュニケーション』(2019年、共編著、研究社)など。

この本を注文する

Amazonで注文する Hontoで注文する 楽天ブックスで注文する