黙想の鏡に映す イエス・キリストの祝福の生涯

  • ニコラス・ラヴ(著)、田口まゆみ(訳)/2022年12月
  • 4000円(本体)/A5変型判並製カバー装348頁
  • 装丁:毛利一枝

聖書の英語訳が禁じられていた時代、聖書に代わる読み物として教会から認められた英語圏における初期最大の聖書物語。本邦初の翻訳。
(ISBN 9784861108440)

目次|contents

付記
序文
第一部 月曜日の黙想
第一章 人類の奪還と救済のために天の国で開かれた大会議についての敬虔な黙想
第二章 祝福のおとめマリアがどのように暮されたかについて
第三章 イエスの受肉と受胎告知の祝祭、アヴェ・マリアの祈りについて
第四章 聖母がエリサベトを訪ね、柔和に挨拶される
第五章 ヨセフが聖母マリアをひそかに離縁しようとしたこと
第六章 わたしたちの主イエスの誕生について
第七章 わたしたちの主イエスの割礼について
第八章 公現祭、わたしたちの主イエスの顕現について
第九章 聖母マリアの清めの儀式について
第二部 火曜日の黙想
第一〇章 わたしたちの主イエスのエジプト避難
第一一章 わたしたちの主イエスがエジプトから帰国されたことについて
第一二章 御子イエスが、ひとりエルサレムに残されたときのこと
第一三章  わたしたちの主イエスがどのように暮らされたか、また一二歳から三〇歳の初めまでの間に何をされたかについて
第一四章 わたしたちの主イエスの洗礼とその場所までの道のりについて
第三部 水曜日の黙想
第一五章 わたしたちの主イエスの断食と荒れ野の誘惑について
第一六章 わたしたちの主イエスが宣教を始め、弟子を集める
第一七章 婚礼での奇跡 水をぶどう酒に変えられる
第一八章 わたしたちの主イエスによるあのすばらしい山上の説教について
第一九章 わたしたちの主イエスによって癒された百人隊長の僕と役人の息子について
第二〇章  屋根から床とこごとつり降ろされた中風の人を、連れてきた人たちの信仰を見て、わたしたちの主イエスが癒されたことについて
第二一章 主の服の房に触れ、マルタの病が癒される
第二二章 マグダラのマリアの回心について
第二三章 わたしたちの主イエスが井戸のそばでサマリアの女と語られたことについて
第二四章 イエスの弟子たちが、空腹から、安息日に麦の穂を摘んで食べた話
第四部 木曜日の黙想
第二五章 パンを増やして大勢の人に与えられたことについて
第二六章  人々がわたしたちの主イエスを王にしようとしたときに、主が逃避なさったことについて
第二七章  わたしたちの主イエスの山上の祈りについて。また、その後、舟の弟子たちのもとに戻られた話
第二八章 ファリサイ派の人々などがイエスの言動を中傷した話
第二九章  主を愛してこの世を捨てた人すべてにわたしたちの主イエスが約束なさった特別な報酬について
第三〇章 山上でわたしたちの主イエスの姿が変ったことについて
第三一章 エルサレムのプロバティカと呼ばれる池で癒された病人について
第三二章  わたしたちの主イエスが、神の律法に反して売り買いをしていた人々を神殿から追い出された話
第三三章  マルタとマリアの姉妹がわたしたちの主イエスをお迎えしたこと、そして聖教会における活動生活と黙想生活という二つの生活様式について
第三四章 ラザロとその他二人の死者をよみがえらせたことについて
第三五章 ユダヤ人たちが会議を招集し、イエスを殺す計画を立てる
第三六章  棕櫚の主日前日の土曜日に、わたしたちの主イエスがベタニアに戻られた話。そこでイエスのために用意された夕食と、そこでなされたことについて
第三七章 棕櫚の主日にイエスがエルサレムに入られる
第三八章 棕櫚の主日から次の木曜日までにわたしたちの主イエスがなされたこと
第三九章  受難の前日にわたしたちの主イエスが催された晩餐、そしてそのときの崇高な状況について
第五部 金曜日の黙想
第四〇章  朝課の黙想 わたしたちの主イエスの受難について まず、主の祈りと朝課の時刻の逮捕について
第四一章 一時課の黙想 わたしたちの主イエスがピラトに引き渡される
第四二章 三時課の黙想 わたしたちの主イエスが十字架の死を宣告される
第四三章 六時課の黙想 わたしたちの主イエスが十字架につけられる
第四四章 九時課の黙想 わたしたちの主イエスの死
第四五章 九時課の後の黙想 わたしたちの主イエスの死後の出来事
第四六章 挽課の黙想 わたしたちの主イエスの降架
第四七章 終課の黙想 わたしたちの主イエスの埋葬
第四八章 終課の後の黙想 イエスの埋葬後、聖母とお仲間がしたこと
第六部 土曜日の黙想
第四九章 聖母とお仲間が土曜日にしたことについて
第七部 日曜日の黙想
第五〇章  わたしたちの主イエスの輝かしい復活と主が最初に祝福の御母に現れたという合理的な考えについて
第五一章 マグダラのマリアと二人のマリアが墓にやってきた様子など
第五二章 わたしたちの主イエスが復活後マグダラのマリアに現れる
第五三章 わたしたちの主イエスが三人のマリアに現れる
第五四章 わたしたちの主イエスがペトロに現れる
第五五章 わたしたちの主イエスが始祖たちを再び訪れる。彼らの喜びの歌
第五六章 わたしたちの主イエスが二人の弟子にエマオという村に向かう途中で現れる
第五七章  わたしたちの主イエスが、復活のその日に、恐れから身を隠していた使徒たち、弟子たちに現れる
第五八章 わたしたちの主イエスが八日後にトマスを含む弟子たちに現れる
第五九章 わたしたちの主イエスがガリラヤで弟子たちに現れる
第六〇章 わたしたちの主イエスがティベリアス湖畔で弟子たちに現れる
第六一章 わたしたちの主イエスの顕現全般について
第六二章 わたしたちの主イエスの昇天について
第六三章 聖霊の派遣、降臨について
第六四章  キリストの祝福の御体という至高のそして最も尊い秘跡とその不思議についての小論

後記

訳者|translator

田口まゆみ(たぐち・まゆみ)
1954年、鳥取県米子市で生まれる。1977年、奈良女子大学文学部卒業、大阪大学大学院文学研究科進学、英国ブリストル大学英文学部留学(サンケイスカラシップ、1年)。1989~2024年大阪産業大学にて教鞭をとる。1994~1995年、英国ケンブリッジ大学・ダーウィンカレッジ客員研究員。2012年、論文博士(慶応義塾大学)。
研究分野:イギリス中世後期宗教文学

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