コトのデザイン

発想力を取り戻す

  • 谷内眞之助・山川修(著)/2023年3月
  • 2500円(本体)/A5判並製152頁
  • 装丁:矢萩多聞

「真似(まね)び」と「学(まな)び」は、どうつながっていて、どう異なるのか?
学習者自身が複層的に自由に発想できるよう、ことがらの仕組みや関係性をひもとき、新たに構想するための方法と工夫を紹介。アイデアを生み出し表現するプロセスを培うことで、それを体験する楽しさや多様な意義をあらわす。

尾登誠一(東京芸術大学名誉教授)氏推薦!
――自己の視点に立って課題の本質を発見するデザイン思考は、①観察・共感、②定義、③着想、④試作、⑤テストの5段階思考プロセスを踏襲し、創造的問題解決力を獲得させる。本書は、普段の生活から発想するコトのデザインの啓蒙書といえる。

(ISBN 9784861108556)

目次|contents

はじめに
第1章 なぜ教育にコトのデザインが必要か
第2章 コトのデザインとは
第3章 コトのデザインを授業のなかに組み込む
第4章 発想の基本
第5章 コトのデザイン演習
おわりに
参考文献
索引

著者|authors

谷内眞之助(たにうち・しんのすけ)
所属:safeology 研究所。専門:プロダクトデザイン、デザインコーディネート、発想論。経歴:東京芸術大学美術研究科大学院デザイン専攻修了。芸術学修士。東洋ガラスマーケティング部を経て、神戸芸術工科大学附置芸術工学研究所にてデザインの発想の研究を行う。神戸芸術工科大学大学院、神戸女学院大学、神戸松蔭女子大学、金沢美術工芸大学の非常勤講師。福井工業大学デザイン科教授を退任後、福井県立大学にて非常勤講師として「コトのデザインと発想」を担当。現在、safeology 研究所にて「デザインの発想」を担当、オンラインセミナーを実施している。ガラスびん、ガラス食器のデザイン及び企画、ことば想像力開発プログラムTAAT、発見立て発想法(CDROM含む)の研究出版、地域おこしの一環として間伐材アートのデザイン制作、アートビアガーデンの制作及びコーディネートに携わる。神戸ビエンナーレ実行委員会委員及びディレクターを務める。
山川修(やまかわ・おさむ)
所属:福井県立大学学術教養センター教授。専門:学習科学、教育工学。経歴:名古屋大学大学院理学研究科物理学専攻終了。理学博士。その後、高エネルギー物理学研究所、日本ビジネスオートメーション(現、東芝情報システム)、福井県立短期大学を経て2007年より現職。現在、自律的学習者をささえる内発的動機づけの大本にある「安心さ」に興味を持ち、社会情動的スキルを向上させる観点からの実践と理論化に取り組んでいる。

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