インターフェイス・スピリチュアルケア
永遠と対話の根源へ
- 小西達也(著)/2023年3月
- 5000円(本体)/四六判並製コデックス456頁
- 装丁:長田年伸
- 装画:moineau
「異なる信仰間の」を意味するインターフェイスな関係性において終末期患者への心のケアはいかにして可能か。理論化への真摯な問い。
(ISBN 9784861108662)
目次|contents
はじめに
1.序論
第一部 万人に受容可能な世界観に基づいたスピリチュアルケア理論(第一理論)
2.スピリチュアルケアの定義・理論に求められるもの
3.スピリチュアルケア第一理論
4.スピリチュアルケア第一理論の吟味
第二部 「東洋哲学」的世界観に基づくより統合的なスピリチュアルケア理論(第二理論)の構築
5.第一理論の基盤世界観の限界
6.統合的理論の基盤世界観の候補としての井筒モデル
7.スピリチュアルケア第二理論の基盤世界観―NOTS(ノッツ)デル―
8.スピリチュアルケア第二理論
第三部 まとめ
9.スピリチュアルケア第一理論と第二理論のまとめ
10.NOTSモデルのさらなる可能性に向けて
おわりに――筆者の人生の中での本書の位置づけ
あとがき
基本用語集
参考文献
事項索引/人名索引
著者|author
小西達也(こにし・たつや)
武蔵野大学教授。1967年静岡県生まれ。1992年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。(株)日立総合計画研究所、経営コンサルティング会社取締役を経て米国カリフォルニア州アルタ・ベイツ・サミット医療センター チャプレン、米国ハーバード大学神学大学院修士課程修了。東札幌病院チャプレン、爽秋会岡部医院チャプレンを経て、2013年から現職。博士(京都大学)。
専門はスピリチュアルケア論、スピリチュアリティ論。日本臨床宗教師会理事、日本スピリチュアルケア学会理事、日本臨床死生学会評議員。主な著書(共著)は『仏教とスピリチュアルケア』(東方出版、2008年)、The MASCC Textbook of Cancer Supportive Care and Survivor-ship (Springer、2010年)、『チームがん医療 実践テキスト』(先端医学社、2011年)、『グリーフケア入門』(勁草書房、2012年)、『無心のケア』(晃洋書房、2020年)。