自己形成への道程

精神科看護師による実践記述の解読から

  • 千々岩友子(著)/2023年5月
  • 4500円(本体)/A5判上製296頁
  • 装丁:苑田菊見

個と個が殻をもって小突きあう、ストレス社会において、強く、しなやかで、開かれた「自己」はいかにして形成されるのか。それは個人の意志または他者の教育によって成しうるものなのか。一人の精神科看護師の実践記録から、その過程を読みとく。

(ISBN 9784861108730)

目次|contents

はじめに

序 章 本書の概要
1. 目的と対象
2. 方法
3. 先行研究

第1章 精神科看護の状況
1. 看護師の状況
2. 精神科の患者の状況
3. 精神科看護の状況

第2章 自己形成とは
1. 自己について
2. 形成について
3. 自己形成とは
4. 精神科看護と自己形成

第3章 精神科看護実践の状況
1. 状況における自己形成
2. 看護師Aの実践記述とその解読

第4章 精神科看護師の自己形成
1. 看護師Aの実践記述からの考察
2. 自己形成の発現としての反省

終 章 自己形成への道程

謝辞
参考文献
索引

著者|author

千々岩 友子(ちぢいわ・ともこ)
福岡国際医療福祉大学看護学部 教授。
福岡大学病院勤務を経て福岡大学人文科学研究科博士前期課程修了、修士(臨床心理学)、同大学院人文科学研究科博士後期課程修了、博士(教育学)。本書は博士論文「精神科看護師の自己形成に関する研究」(2011年提出)を元にしたもの。
順天堂大学保健看護学部助教などを経て2023年度より現職。
専門:精神看護学。

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