新先蹤録

秋田高校を飛び立った俊英たち

  • 秋田高校同窓会新先蹤録委員会(編)/2023年9月
  • 2000円(本体)/A5判変形並製360頁
  • 装丁:矢萩多聞 /装画:ミロコマチコ《鳥との対話》

「わが生わが世の天職いかに」秋田県立秋田高等学校創立150周年記念。各方面で活躍し大きな足跡を残した38名それぞれのライフヒストリーをまとめる。
(ISBN 9784861108723)

目次|contents

先蹤追ひつつ未来の望み―新先蹤録発刊に寄せて 【銭谷眞美】

青江舜二郎 戯曲と評伝、二つのジャンルで人間を探究 劇作家・評論家
明石 康  努力と忍耐でカンボジアに和平をもたらす 元国連事務次長
秋山正子  「どんなときでも、命は輝く」を実践 訪問看護師
阿部信泰  世界の外交要所に特命全権大使として足跡を残す 元外交官
荒井 献  聖書を古典として読み解き、イエスの時代を描く 聖書学者
伊藤 隆  探索した史料と聞き書きで日本近現代史を再構築 歴史学者
伊東 博  日本における「カウンセリング」の先駆者 教育学者
井上隆明  文人の香りを放つ秋田の文化の生き字引 文芸評論家
井上房子  草創期の美術館運営を担ったアートの探求者 学芸員
岩崎俊一  磁気記録の独創的な発明でビッグデータ時代の扉を開く 工学者
小畑勇二郎 生涯教育を県政の柱にすえた政治家 元秋田県知事
加藤日出男 社会を下支えする若者たちを全力で励ます 社会運動家
菊池栄一  中学でゲーテに開眼、生涯をその研究に捧げる ドイツ文学者
北林照助  鋭い先見性で県政をただし、政策提案した 元秋田県議会議員
木村興治  頂点を極め、競技力向上と国際親善に尽力 卓球世界王者
小玉健吉  無心で顕微鏡をのぞきつづけ、白神こだま酵母を発見 酵母菌研究者
小玉得太郎 文化と経済を往還して人間学を唱え、実践した 実業家
齋藤昭一郎 伝統の山廃で秋田清酒の評価を高めた酒造家 飛良泉二五代蔵元
佐々木毅  利と理をつなぎ、現実政治の改良に力を尽くす 政治学者
佐々木常夫 私にとっての仕事・会社・家族 「生活と働き方改革」実践提言者
佐々木義武 資源小国日本の舵取り役 通産大臣
佐藤菊夫  「秋田県民歌」復活の立役者、普及にも尽くす 指揮者
佐藤嘉尚  作家に愛され、オモシロいことをマジメに追究した 編集者
椎名其二  反権力の心情を貫き通した自由人 フランス文化研究者
鈴木重晴  秋高OB唯一のオリンピアン 陸上競技五輪選手
中村和雄  日本人が世界に勝つバスケ追究 バスケットボール指導者
西木正明  現代史の大波の裏に隠された人間ドラマを描く 作家
野口達二  「滅びの美学」に魅せられ、歌舞伎で表現した 劇作家
橋本五郎  歴史を参照しながら「いま」という時代を記録 ジャーナリスト
林左絵子  次世代大型望遠鏡の製作を究め宇宙の謎解きに挑む 天文学者・天文工学者
平野政吉  フジタにほれ込み名作の数々を秋田に残す 美術品収集家
分銅惇作  独自の文学研究を極めた教育者 近代日本文学研究者
前田 庸  病と闘い不屈の人生を切り拓く 商法学者
町田與太郎 戦時下の秋中で修身の授業の合間に哲学を説いた教師 教育者
町田 睿  ふるさと秋田の力を信じて人々を鼓舞し続けた 銀行家
山梨絵美子 美術作品の力を伝える人を目指して 美術史家
吉村 昇  人生の四半世紀を大学改革に挑む 元秋田大学学長
吉本高志  脳神経外科学を極め、大学改革に邁進した 元東北大学総長

母校に栄光あれ―あとがきに代えて 【畠山 茂】

編者|editors

秋田高校同窓会新先蹤録委員会(あきたこうこうどうそうかいしんせんしょうろくいいんかい)

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