ミットフォードとギネス一族の御曹司

  • ジョナサン・ギネス、キャサリン・ギネス(著)、大西俊男(訳)/2023年10月
  • 3300円(本体)/四六判上製200頁
  • 装丁:長田年伸

「全体をまとめた話は個々の話を積み重ねた場合より内容が多くなることもありうるが、同時に簡単にはそのようにならない。ミットフォード家の場合はこれに当てはまる」――
イギリスで1984年にギネス家の父娘が著した伝記から、その曾祖父であるA・B・ミットフォードに関する章を邦訳・抄訳。初代リーズデイル男爵として称され、幕末明治に駐日外交官を務めたミットフォード、および彼と家族関係にある者たちの活動やその逸話を通してうかがえる特徴的なまなざしを描く。
(ISBN 9784861108181)

目次|Contents

訳者まえがき
原著者について
序文
祖父たち
第1章 家族と初期の生活
第2章 外務省
第3章 中国公使館
第4章 日本の夜明け
第5章 世界旅行
第6章 スタンレー家
第7章 工部省
第8章 爵位ある人の人物像
第9章 老後と死
資料(系図1~3)

著者|Authors

ジョナサン・ブライアン・ギネス(Jonathan Guinness)(第3代モイン男爵)
1930年3月16日生。英国の貴族、実業家。ギネス一家の一員。イートン校、オックスフォード大学卒。第2代モイン男爵と最初の妻ダイアナ・ミットフォードの長男。若い頃にジャーナリスト、レオポルト・ジョゼフの銀行家を務める。マンデイ・クラブ会員、マンデイ・クラブの副議長(1990年)。ギネス醸造会社役員(1960-1988)。実業家、銀行家。

キャサリン・イングリッド・ギネス(キャサリン・チャタリス、ニードパス伯爵夫人(1983-1988)、キャサリン・ヘスケス(1990-2004))
1952年6月1日生。英国貴族、作家、社交家、実業家。ギネス一家の一員。若い頃に父親の親友で有名な芸術家、雑誌編集者のアンディ・ウォーホールの個人秘書としてニューヨークで活躍。

訳者|Translator

大西俊男(おおにし・としお)
昭和8(1933)年生。三重県伊勢市出身。国立三重大学学芸学部(現教育学部)卒業。鳥羽商船高等専門学校名誉教授(1997-)、三重県内の高校・元三重大学教員。全国高専英語教育学会会長(第5代)のち同会顧問(1995-)。著書に『ミットフォードと釈尊―イギリス人外交官の見た理想郷日本』(春風社、2017年)、『A・B・ミットフォード』(近代文芸社、1993年)がある。日本英学史学会会員。

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