チャールズ・テイラー 思想の淵源

  • 濱井潤也(著)/2023年12月
  • 3500円(本体)/四六判上製304頁
  • 装丁:矢萩多聞 /装画:ミロコマチコ

「どのような問題を解決したかったのか」という動機と「どんな解決法を提案したのか」という実践の観点から新たなテイラー像を示す。
(ISBN 9784861109195)

目次|contents

凡例
はじめに

第一章 テイラーがヘーゲルに見出した指針
第二章 コミュニタリアニズムの基盤としての人格
第三章 『ブシャール・テイラーリポート』から読み解くテイラーの哲学への動機
第四章 二人のコミュニタリアンと二つのコミュニティ
第五章 西洋思想は東洋に何を言えるのか―タイへの旅路
第六章 多様な人々と共存するための中立とは何か
第七章 世俗化の「長征」から読み解く「生きる意味」の奥行
第八章 テイラーの思想の実践的応用例

参考文献
あとがき
索引

著者|author

濱井潤也(はまい・じゅんや)
1983年生まれ。2010年、広島大学大学院文学研究科博士課程後期終了。博士(文学)。現在は新居浜工業高等専門学校准教授。
〈主要業績〉
〔共訳〕ハインリッヒ・マイアー著『レオ・シュトラウスと神学―政治問題』晃洋書房、2010年
〔共訳〕ミヒャエル・クヴァンテ著『人間の人格性と社会的コミットメント』リベルタス出版、2023年
〔共著〕Der Begriff der Person in systematischer wie historischer Perspetive, Ein deutsch-japanischer Dialog, Paderborn: mentis Verlag, 2020.
〔論文〕「チャールズ・テイラーの政治哲学の旅路―アウェイ環境におけるコミュニタリアニズム」広島大学応用倫理学研究センター編『ぷらくしす』第20号、2019年
〔論文〕「宗教「理解」と宗教「経験」―世俗化された国家において共有されるべき「中立」の基準」(広島大学応用倫理学研究センター編『ぷらくしす』第21号、2020年)他。

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