ドストエフスキー エピソードの変容

  • 木寺律子(著)/2023年12月
  • 3500円(本体)/四六上製336頁
  • 装丁:毛利一枝

複数の作品における類似するエピソードの共通点と相違点を丹念に精査し、作家の考えがいかに変化し発展していったのかを読み取る。

(ISBN 9784861109287)

目次|contents

はじめに エピソードの変容
第一章 SFとしての『おかしな男の夢』と『悪霊』
第二章 個人雑誌『作家の日記』の中の『おとなしい女』と『おかしな男の夢』
第三章 『未成年』と当時の資本主義経済
第四章 『小さな英雄』から『未成年』へ
第五章 婦人解放運動の過程で―『未成年』と『おとなしい女』
第六章 『罪と罰』におけるドイツのイメージ
第七章 『罪と罰』におけるおとぎ話の要素
第八章 『おじさんの夢』のコムイルフォー―自意識と演技
第九章 ハッピーエンドのドストエフスキー文学
第一〇章 亡くなった兄の思い出―宗教思想と無神論の狭間で
あとがき
初出一覧
索引

著者|author

木寺律子(キデラ・リツコ)
1977年生まれ。1995年大阪外国語大学入学、2000年に大阪外国語大学大学院に進学し、2008年に博士号取得して同志社大学ほかで非常勤講師としての勤務を開始し、2021年から現職の京都産業大学外国語学部ヨーロッパ言語学科ロシア語専攻准教授。

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