都市・移動・感染症(叢書 感染症の人間学1)
- 浜田明範(編)/2026年3月
- 4000円(本体)/A5判上製392頁
- 装丁:大田高充
- 叢書 感染症の人間学
都市は「感染症のゆりかご」であり、その対策の最前線だった
都市はいかに想像/創造されてきたのか。医学・人文学・社会科学の知を交差させ、人類がいかに移動を管理し、空間を作り変えてきたかを問う。シリーズ第1巻
本叢書の巻頭言・序章(浜田明範 著。叢書第1巻収録)はこちらからお読みいただけます(pdf)
(ISBN 9784868161202)
目次|contents
叢書序論 なぜいま感染症の人間学か(浜田 明範)[pp.11-29]
序章 感染症が照らし出す都市化と移動(浜田 明範)[pp.31-57]
第Ⅰ部 都市の形成と変容
第1章 「身体(概念)」の逆襲――ドイツ植民地都市における人種隔離政策と細菌学研究(磯部 裕幸)[pp.61-94]
第2章 都市化と格差社会と新型コロナウイルス感染症――三九ヶ国データによる予備的観察(斎藤 修)[pp.95-117]
第3章 COVID-19流行における「都市化」と「人の移動」の影響(濱田 篤郎)[pp.119-152]
第Ⅱ部 都市の自由と不自由
第4章 パンデミック下の都市部と郡部における不自由をめぐって――日本各地のプライマリ・ケアによるCOVID-19対応の語りから (堀口 佐知子・春田 淳志・後藤 亮平・飯田 淳子)[pp.155-287]
第5章 COVID-19パンデミックにおけるアクティビストの遅い生成――強権的統治の下で蠢動するフィリピン・マニラの若者たち(芝宮 尚樹)[pp.189-218]
第6章 中央オーストラリアにおける先住民のパンデミックへの文化的応答――COVID-19と問題飲酒のはざまで(平野 智佳子)[pp.219-242]
第Ⅲ部 場の創造、移動の想像
第7章 うつす・うつる――COVID-19パンデミック下の巡礼的移動(土井 清美)[pp.245-274]
第8章 新型コロナウイルスとデザイン――感染症へのデザインアプローチの構築に向けて(中村 寛)[pp.275-317]
第9章 外気学校をめぐるいくつかの考察――公衆衛生と初等教育のあいだのモダニズム(宇城 輝人)[pp.319-357]
第10章 パンデミックの天候-世界――コロナ禍のフィンランドにおける大気=雰囲気の醸成と森への退却(髙橋 絵里香)[pp.359-390]
編者|editor
浜田明範(はまだ あきのり)
東京大学大学院総合文化研究科・准教授
社会人類学、医療人類学
主な著作に、『感染症の医療人類学―ウイルスと人間の統治について』(青土社、2024)、『新型コロナウイルス感染症と人類学―パンデミックとともに考える』(共編、水声社、2021)、『薬剤と健康保険の人類学―ガーナ南部の生物医療をめぐって』(風響社、2015)。

