師範学校と図画教育

赤津隆助を事例として

  • 増田金吾(著)/2024年12月
  • 8000円(本体)/A5判上製474頁
  • 装丁:毛利一枝

戦前期に図画教育指導法を確立した赤津隆助の足跡をたどる
赤津が行った寄宿舎の舎監、校友会誌の編集、美術同好者のグループ指導などの行為は、直接的には教師の仕事に結びつかないように見える。しかし、赤津はこうしたことにも真剣に取り組んだ。(…)こうした行為が美術教育のみならず、教育に有益であり、特に青巒社(せいらんしゃ)を通じた活動は、広い意味での美術教育深化に重要な役割を果たしたことは確かであろう。(本文より)

(ISBN 9784861109935)

目次|Contents

まえがき
凡例
序 章 研究の課題と方法
第1章 明治時代の小学校並びに師範学校における図画教育の実態
第2章 赤津隆助の図画教育研究への接近と師範学校附属小学校における実践
第3章 赤津隆助と師範学校教育
第4章 実作者・図画教育者としての活動
第5章 赤津隆助の図画教育思想
第6章 赤津隆助の育てた美術教育者
結 章    赤津隆助の図画教育思想とその実践―結論と示唆
補 論    ICT・デジタル的視点から赤津隆助の指導法を見る
<Abstract> The Ideas and Practices of Ryusuke Akatsu in Drawing Education Teaching Methodology
初出誌一覧
参考文献 一覧
資料
あとがき
人名索引
事項索引

著者|Author

増田金吾(ますだ・きんご

1950年 群馬県生まれ
1973年 玉川大学卒業
1975年 東京学芸大学大学院修士課程修了、東京都公立中学校教諭
1977年 東京学芸大学教育学部助手・講師・助教授・教授を経て
2014年 東京学芸大学理事・副学長(2016年定年退職)
2018年 博士(教育学)
現在   東京学芸大学名誉教授

『美術教育史ノート―源流と未来―』共著(開隆堂出版、1983年)
『総合教科「芸術」の教科課程と教授法の研究』分担執筆(多賀出版、1996年)
『教科教育学シリーズ 図工・美術科教育』編著(一藝社、2015年)ほか

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