感染症をめぐる集団変容と歴史(叢書 感染症の人間学3)

感染症は、社会に「線」を引く
植民地の衛生管理から現代のクラスター対策まで、それは誰を隔離し、誰を救ってきたのか? 歴史学×文化人類学の視座から見る、病と共に変容する人間集団の力学。シリーズ第3巻

本叢書の巻頭言・序章(浜田明範 著。叢書第1巻収録)はこちらからお読みいただけます(pdf)

(ISBN 9784868161226)

目次|contents

序章 感染症に「集団」と「歴史」の双方から迫る(市川智生)[pp.11-25]

第Ⅰ部 感染症が形作る集団とその変容
第1章 家事を介した集団化と生活の粘り気――インドにおける感染症の経験から(田口 陽子)[pp.29-61]
第2章 パンデミックに伴う集団化とプライマリ・ケア医――集団化の過程における苦悩と試行錯誤(飯田 淳子・宮地 純一郎・木村 周平・金子 惇・小曽根 早知子・春田 淳志)[pp.63-100]

第Ⅱ部 感染症の歴史と集団の形成
第3章 ロシア帝国領トルキスタンにおけるマラリア病因論と集団化(宮崎 千穂)[pp.103-134]
第4章 肺ペストと集団化――奉天および大連の事例(一九一〇~一九一一年)(福士 由紀)[pp.135-162]
第5章 新しい感染症時代へ受け継ぐもの――八重山のマラリア対策の歴史(斉藤美加)[pp.163-202]

***
第6章 《鼎談》 COVID-19を乗り越えた先に何をみるべきなのか――環境問題・社会格差・行動変容(濱田 篤郎・奥田 若菜・斉藤 美加)[pp.203-230]

編者|editor

市川智生(いちかわ ともお)
沖縄国際大学総合文化学部社会文化学科・教授
日本近代史/医療社会史
主な著作に、『衛生と近代――ペスト流行にみる東アジアの統治・医療・社会』(共編、法政大学出版会、2017)、『暮らしのなかの健康と疾病―東アジア医療社会史』(共編、東京大学出版会、2022)、「明治期日本の海港検疫をめぐる政治外交」(『年報政治学』73(2)、2022)。

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