感染症の苦しみへの責任(叢書 感染症の人間学4)
- 西真如(編)/2026年3月
- 4000円(本体)/A5判上製324頁
- 装丁:大田高充
- 叢書 感染症の人間学
パンデミックの苦しみは、決して平等ではなかった
ワクチン格差、ロックダウンの代償、そして死政治(ネクロポリティクス)と様々なケア。急速に記憶が風化する今、私たちは「責任」をどう未来へ手渡せるか? シリーズ第4巻
本叢書の巻頭言・序章(浜田明範 著。叢書第1巻収録)はこちらからお読みいただけます(pdf)
(ISBN 9784868161233)
目次|contents
序 感染症の苦しみへの私たちの責任(西 真如)[pp.11-31]
第Ⅰ部 格差と死政治
第1章 格差社会を揺さぶるパンデミック――COVID-19の捉えがたさから生じる信念の強化(奥田 若菜)[pp.35-67]
第2章 COVID-19流行下におけるワクチン分配の死政治(玉井 隆)[pp.69-105]
第Ⅱ部 健康と国家
第3章 現代インド経済の光と闇――経済成長は人々の健康に資することができたのか(脇村 孝平)[pp.109-141]
第4章 ベトナムのCOVID-19対策――中央政府はどのような対策をとったのか(小田 なら)[pp.143-180]
第Ⅲ部 責任と正義
第5章 COVID-19流行が指し示す歴史的共謀と未来の連帯――病床確保のための交渉(西 真如)[pp.183-216]
第6章 アイリス・マリオン・ヤング『正義への責任』読解――責任と、ある自由な主体の可能性(大北 全俊)[pp.217-240]
第Ⅳ部 感染症と人間社会
第7章 人類とマラリア(金子 明)[pp.243-287]
第8章 《鼎談》人口・格差・感染症(斎藤 修・脇村 孝平・増田 研)[pp.289-321]
編者|editor
西真如(にし まこと)
広島大学大学院人間社会科学研究科・教授
医療人類学
主な著作に、『心配と係り合いの人類学―この世界を繕い直すためのケアの理論と実践』(共編著、ナカニシヤ出版、2025)、Curing Lives: Surviving the HIV Epidemic in Ethiopia. (Palgrave Macmillan, 2023)。

