社会科における真正の評価
アートベースド・アプローチによる歴史教育
- デイヴィッド・シェリン(著)、渡部竜也・堀田諭(訳)/2026年4月
- 5000円(本体)/A5判並製362頁
- 装丁:後藤葉子
あなたはどのように、何をすることに喜びを見出す?
社会科教育において、筆記に限らず創造的な学習活動に取り組み評価することを、論文やクリエイティブライティング、オーラルコミュニケーション、アート、デジタルヒストリー、市民的活動といった多様な表現方法とともに、アメリカを含む各地域での実践から例証する。より深い学びと公平で民主的なあり方につながる、歴史教育の真正の課題と評価への新たな手立てをひもとく。
(ISBN9784868160885)
目次|Contents
導入――歴史における芸術
第1部 真正の評価
第1章 真正の評価のQ&A
第2部 筆記による評価
第2章 フォーマルな小論文
第3章 研究論文
第4章 クリエイティブライティング
第3部 創造的・芸術的評価
第5章 オーラルコミュニケーション
第6章 アート
第7章 デジタルヒストリー
第4部 市民的活動の評価
第8章 市民的活動の評価
結論――フランクフルトのバーテンダーとその他のヒーローたち
訳者解説:「勉強が苦手な子」のシビック・エンパワーメントのための真正の評価論――デイヴィッド・シェリンのアートベース歴史教育改革案を手がかりとして(堀田諭・渡部竜也)
特集:シェリンの論を私たちはどう生かすべきか?――外部連携を通した学びの評価について(井上昌善・岩崎圭祐)
著訳者|Author and Translators
【著者】
デイヴィッド・シェリン(David Sherrin)
スカースデール高校の社会科教師。以前はニューヨーク市のハーベスト・カレッジエイトで学科長とニューヨーク市マスターティーチャーを務めた。著書にThe Classes They Remember: Using Role-Plays to Bring Social Studies and English to Life(Routledge, 2015)とJudging for Themselves: Using Mock Trials to Bring Social Studies and English to Life(Routledge, 2016)などがある。2014年にロバート・H・ジャクソン・センターからティーチング・ジャスティス賞を受賞。
【訳者】
渡部竜也(わたなべ・たつや)
東京学芸大学教職大学院准教授。広島大学大学院教育学研究科博士課程後期修了。博士(教育学)。専門は社会科教育学、カリキュラム論、授業設計論、教師教育。主な著訳書に『主権者教育論――学校カリキュラム・学力・教師』(春風社、2019年)、『アメリカ社会科における価値学習の展開と構造――民主主義社会形成のための教育改革の可能性』(風間書房、2015年)、『歴史的思考――その不自然な行為』(サム・ワインバーグ著、監訳、春風社、2017年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)など。
堀田諭(ほりた・さとる)
埼玉学園大学人間学部子ども発達学科准教授。東京大学大学院教育学研究科博士後期課程満期退学。専門は社会科教育(カリキュラム論・教師教育論)。主な訳書・論文に『真正の評価――テストと教育評価の新しい科学に向けて』(ハロルド・バーラック他著、共訳、春風社、2021年)、『真正の学び/学力――質の高い知をめぐる学校再建』(フレッド・M・ニューマン著、共訳、春風社、2017年)、「コンピテンシー時代における評価研究の拡張に関する基礎的研究――J・レイヴンのコンピテンス論を手がかりとして」『人間発達研究』第34号(共著、2020年)、「教師のゲートキーピングを支援する社会科スタンダードの構成原理――米国における新旧NCSSカリキュラムスタンダードの機能の原理的転換」『社会科研究』第82号(2015年)など。
