精読 『紅楼夢』
- 池間里代子(著)/2026年7月
- 4000円(本体)/四六判上製394頁
- 装丁:矢萩多聞
『紅楼夢』研究における「前八〇回・後四〇回同一作者説」と「不同一作者説」という長年の未解決問題に、メタ構造、人物形象、比較文学といった多角的な読みからアプローチ。“紅迷(紅楼夢マニア)”の愉楽に満ちた筆致が作品世界の深淵へといざなう。
(ISBN9784868160762)
目次|Contents
凡例
序論 『紅楼夢』研究の現在
◇第一部 作品構造
第一章 メタフィクションとしての『紅楼夢』再読
第二章 『紅楼夢』と情
第三章 「鳥」が表象するもの
【コラム一】『紅楼夢』の色彩語
◇第二部 人物形象
第四章 人間の孤独を描く―林黛玉論
第五章 時空を行き来する―甄宝玉論
第六章 自己愛性パーソナリティ障害―夏金桂論
第七章 コミュニケーション・ストラテジー―王煕鳳論
【コラム二】『紅楼夢』の嗅覚表現
【コラム三】『紅楼夢』の聴覚表現
◇第三部 比較研究
第八章 なく・なみだ―『源氏物語』との比較から
第九章 はかなきまなざし―『星の王子さま』との比較から
第一〇章 愚兄賢妹―「男はつらいよ」との比較から
第一一章 花について―『浮生六記』との比較から
【コラム四】『紅楼夢』の飲食表現
おわりに
初出一覧
著者|Author
池間里代子(いけま・りよこ)
十文字学園女子大学 名誉教授。
1960年、東京生まれ。東京都立大学大学院修士課程修了(文学修士)。
専門は中国古典文学、日中比較文学、中国語。
日本大学文理学部非常勤講師。放送大学講師。
日中文学文化研究学会に所属し、現在『後紅楼夢』を集団翻訳中。
祖母が創設した華道・池坊緑星流を継ぎ、現在三世家元。
