ポイエーシスとプラクシス
近代日本の思想空間
- 小林信之(編)/2026年7月
- 4000円(本体)/A5判・並製・374頁
- 装丁:根本眞一(クリエイティブ・コンセプト)
西田幾多郎、田辺元、三木清、和辻哲郎、九鬼周造、柳宗悦らの思想における「ポイエーシス(制作)」と「プラクシス(行為)」の多面的な連関をテーマとした哲学論集。「近代日本」を反復し、新たな解釈を試みる。
(ISBN9784868161479)
目次|Contents
はじめに〔小林信之〕
序論 ポイエーシスとプラクシス―西田哲学を手がかりとして〔小林信之〕
第I部
第1章 形なきものの形―京都学派における「制作」思想の系譜〔秋富克哉〕
第2章 西田の「行為的直観」と「表現ならぬ表現」〔上原麻有子〕
第3章 西田哲学のポイエーシスとプラクシス―自然・芸術・物・汝〔太田裕信〕
第4章 西田における色彩―西田哲学の「マーカー」?〔杉山卓史〕
第5章 純粋経験論における論理と心理の相克―パース記号論との類縁性を手がかりに〔加藤隆文〕
第II部
第6章 Praktike Poiesis―和辻の「人間の学」としての藝術論〔安部浩〕
第7章 ハイデガーと近代日本哲学―三木清と田辺元の事例から〔森一郎〕
第8章 行為の意味の生成―九鬼と田辺の交わりの再検討の試み〔古荘真敬〕
第9章 詩をめぐって―九鬼の押韻論回遊〔本郷均〕
第10章 九鬼周造の偶然論における個体性と社会性の連関について―実存としての詩人を手掛かりに〔藤貫裕〕
第III部
第11章 時間と語り―夏目漱石・『草枕』の頃〔伊藤徹〕
第12章 柳宗悦という課題―民藝的制作をめぐる思索=詩作とその実践の現実性〔大沢啓徳〕
第13章 柳宗悦における「見ること」と「作ること」―「もの」と「こと」との往還による美しさの生成〔足立恵理子〕
第14章 山本七平の空気論とアニミズム―その理論的枠組の分析〔北村知之〕
編者|Editor
小林信之(こばやし・のぶゆき)
早稲田大学文学学術院教授。論文に「美、悲哀、もののあはれ―西田哲学と感情」『日本哲学史研究』(京都大学・文学部・日本哲学史専修編)第20号、2024年、”Nishida’s Philosophy and Art.” In: Tetsugaku Companion to Nishida Kitaro, Springer, 2022.など。
