竹内レッスン
ライブ・アット大阪
- 竹内敏晴/2006年7月
- 2600円(本体)/46判上製・280頁
あなたの息づかいはゆったりしていますか?―「からだ」がまるごといきいきすることを目指す、稀有のワークショップ「竹内レッスン」。大阪・吃音者グループとのセッションの模様と、それをめぐる思考。
日本図書館協会選定図書
(ISBN 4861100763)
目次|indexs
「ライブ」としてのレッスン はじめに
レッスンのプログラム
Ⅰ
安らぎを送りあうこと
「じか」であること
視野
希望
土の底の火
対談 レッスン場は野戦病院 (聞き手・斎藤季夫氏)
Ⅱ
二十一世紀! こんにちは!
ことばはたいして役に立たないんだよ
おおい 雲よ!」のひびき合い
このレッスンの意味について 後でみんなと話し合ったときに語ったこと
報告 二つの出来事
報告 三つのワークショップ
二〇〇二年三月、大阪での公開レッスン
夏に入る
報告 秋
座談会 いのちが激しく動く
Ⅲ
春立つときに
春三月、大阪のオープンレッスン
このからだひとつ、天地を歩く
報告
ことばが絶えるところ
座談会「じか」の領域へ
Ⅳ
春うごく
浪速の十二人衆
二〇〇四年秋・冬レッスン
大阪、春のオープンレッスン 「陪審員たち」の上演
報告 初心に立つこと
敗北に負けない
報告 早春に
報告 二〇〇六年春
終わりに
伊藤伸二さんと大阪レッスン
あとがき
著者|author
竹内敏晴(たけうち・としはる)
1925年東京に生まれる。東京大学文学部卒業。劇団ぶどうの会、代々木小劇場を経て、1972年竹内演劇研究所を開設。宮城教育大学教授、南山短期大学教授として教育にも携わる一方、「からだとことばのレッスン」(竹内レッスン)に基づく演劇創造、人間関係の気づきと変容、障害者療育に打ち込む。
著書に『ことばが劈かれるとき』(ちくま書房)、『「からだ」と「ことば」のレッスン』(講談社現代新書)、『思想するからだ』『癒える力』(晶文社)、『待つしかない、か。 二十一世紀身体と哲学』(春風社、木田元氏との対談)ほか多数。
2009年9月、逝去。